7月13日の中京競馬第4Rでブレイクスピアーに騎乗した熊沢重文騎手(51歳、栗東・フリー)が、史上3人目、現役唯一となるJRA障害通算1500回騎乗を達成した。達成時の障害通算勝利は240。マーベラスカイザーで制した12年中山大障害(JGⅠ)など障害重賞で15勝を挙げている。熊沢騎手:これまで無事にやってこられたのは、障害レースというリスクも大きい競走にもかかわらずいい馬に乗せていただいた関係者の方々のおかげです。これからも、次のひと鞍を大切に頑張っていきます。
7月12日、IFHA(国際競馬統括機関連盟)から、ロイヤルアスコット開催、エクリプスSなどの結果を踏まえた本年1月1日から7月7日までのロンジンワールドベストレースホースランキングが発表された。掲載されたのは120以上の32頭。大雨のプリンスオブウェールズSでGⅠ初制覇を飾ったクリスタルオーシャンが127を獲得して首位に立ち、2位はビューティージェネレーション、シティオブライト、ウィンクスの3頭で前回と変わらず125。ロイヤルアスコット開催中に中3日でGⅠを連勝したブルーポイントがキングズスタンドSで124を獲得し、前回の13位タイからサンタアナレーンと並ぶ4位タイに躍進。カテゴリー「S」ではこの2頭がトップとなる。今年緒戦のエクリプスSを快勝したエネイブルが123で、ハッピークラッパーとともに7位タイとなった。日本調教馬ではウインブライトが前回と変わらぬ120で、16位タイとなっている。
7月13日の函館競馬第1Rでニシノカテリーナに騎乗した勝浦正樹騎手(40歳、美浦・フリー)が97年3月2日の初騎乗以来JRA通算1万4000回騎乗を達成した。史上17人目。現役では13人目。記録達成時、JRA通算893勝。重賞はテレグノシスで制した02年NHKマイルC、ゴスホークケンで制した07年朝日杯フューチュリティS(ともにGⅠ)などを含む17勝。勝浦騎手:ただただ、関係者の方々に対する感謝の気持ちしかありません。乗せていただくことが当たり前のことではないので、引き続き感謝の気持ちを忘れずに、一頭一頭大事に乗って、最善を尽くせるように頑張りたいと思います。
7月27日にイギリスのアスコット競馬場で行われるキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスステークス(GⅠ)に出走予定のシュヴァルグラン(牡7歳、栗東・友道厩舎)が、フランクフルト空港を経由して7月11日19時35分(日本時間12日3時35分)にロンドンスタンステッド国際空港に到着。その後馬運車で移動し、20時30分頃(日本時間4時30分頃)にニューマーケットに入った。大江調教助手:海外への輸送はドバイに続き2回目となります。多少周りを気にする様子はありましたが、過度に興奮することもなく、無事に到着することができました。
江田照騎手(美浦)、勝浦騎手(美浦)通算900勝あと7勝。村田騎手(美浦)通算400勝あと8勝。菱田騎手(栗東)通算300勝あと1勝。加藤祥騎手(栗東)通算100勝あと1勝。木幡巧騎手(美浦)通算100勝あと2勝。柴田未騎手(栗東)通算100勝あと7勝。
浅見師(栗東)通算600勝あと2勝。小笠師(美浦)通算200勝あと1勝。田中剛師(美浦)通算100勝あと1勝。
17年ニュージーランドトロフィー(GⅡ)に優勝したジョーストリクトリ(牡5歳、栗東・清水久厩舎)が7月12日付で競走馬登録を抹消された。同馬は地方競馬(浦和競馬)に移籍する予定。
ABA青森県軽種馬生産農協の主催による「八戸“勇”市場/サラブレッド1歳」が7月2日、青森県の八戸家畜市場で開催された。※詳報は競馬ブックSmart、競馬ブックweb、webライトの各コラム、または週刊競馬ブックの日高通信365に記載しております。
日高町の門別とねっこ館で6月28日、ホッカイドウ競馬を運営するHRA北海道軽種馬振興公社の「第43回通常総会」が開かれ、同競馬が6年連続で単年度黒字見込みとなることなどが報告された。※詳報は週刊競馬ブックの日高通信365に記載しております。
生産地の種牡馬所有者らで構成するJBCジャパンブリーダーズカップ協会の「令和元年度通常総会」が6月28日、苫小牧市のノーザンホースパークで開催され、JBC競走への参画や地方競馬の支援などが満場一致で決議された。※詳報は週刊競馬ブックの日高通信365に記載しております。
JRA北海道シリーズ開催中の函館競馬場で6月29、30日、苫小牧市のノーザンホースパークからデルタブルース(牡18歳、父ダンスインザダーク)とカレンミロティック(セン11歳、父ハーツクライ)が来場し、訪れたファンに元気な姿がお披露目された。※詳報は週刊競馬ブックの日高通信365に記載しております。
7月7日の中京競馬第11Rプロキオンステークスにおいて、最後の直線コースでアルクトスが外に斜行し、サクセスエナジーの進路が狭くなる事象があった。この件について田辺裕信騎手(35歳、美浦・フリー)は7月13日から7月21日まで9日間の騎乗停止となった。
7月6日(日本時間7日朝)、アメリカ合衆国のベルモントパーク競馬場で行われたベルモントダービー招待(GⅠ、芝10F)にマスターフェンサー(牡3歳、栗東・角田厩舎、浜中騎手)が出走、14頭立ての13着(1頭競走中止)だった。前半は中団後ろにつけ、向正面では仕掛けて好位外まで進出したが、4角までに最後方へ後退。そのまましんがりで入線した。勝ったのはJ.レスカーノ騎手騎乗の人気薄ヘンリーズジョイ(牡3歳、アメリカ・M.メイカー厩舎)。勝ち時計は1分58秒29。角田師:ハイペースのなかでポジションを取ってうまく乗ってくれました。挑戦しないことには何も始まらないので、非常に意味のある遠征だったと思います。オーナーの勇気ある決断で、我々も非常にいい経験をさせていただきました。何よりもまず、馬が無事に帰ってきて良かったです。浜中騎手:調教師と話をして、前目に出してほしいとの話だったので、レースでは出していきました。左右のストレスもなく思っていたよりもいい位置が取れました。3~4角でズブくて置いていかれる馬なので早目に仕掛けようと思っていましたが、ペースが上がった際についていけませんでした。非常にいい経験をさせていただき、オーナー、調教師をはじめ全ての関係者の皆様、そしてマスターフェンサーに感謝いたします。
7月6日(日本時間7日朝)、アメリカ合衆国のベルモントパーク競馬場で行われたベルモントオークス招待(GⅠ、芝10F)にジョディー(牝3歳、美浦・戸田厩舎、武藤騎手)が出走し、4着だった。スタートから先手を取って単騎逃げに持ち込み、直線半ばまでは先頭を守ったものの、ゴール前は失速した。勝ったのはJ.ルパルー騎手騎乗のコンクリートローズ(牝3歳、アメリカ・G.アーノルドⅡ厩舎)。勝ち時計は1分59秒97。2着には2角で外に振られる不利を被ったA.オブライエン厩舎のジャストワンダフルが入った。戸田師:全体的には納得のいくレースで良かったと思います。今回の遠征ではジョッキーも馬もいい経験を得ることができたので、また次のステップに向かえると思います。今日の結果で2000mまでだったら恥ずかしい競馬をしないということも証明できたし、今後の選択肢も広がったと思います。武藤騎手:馬がこっちの環境にも慣れてくれたことが一番だと思います。また、今回の遠征に関しては周りのサポートメンバーにも恵まれたことにも感謝しています。レースではスタートも綺麗に決まって競馬はスムーズにできたと思います。3角から徐々にペースアップしていきましたが、勝ち馬にマークされた分、最後は交わされてしまいました。