KNNニューストピックス

● 橋口弘次郎調教師がJRA通算900勝達成(12/8)

8日(土)の阪神競馬第4Rでレッドアリオンが1着となり、同馬を管理する橋口弘次郎調教師(67歳、栗東)はJRA通算900勝を達成した。現役では3人目。重賞は85勝で、G1(Jpn1)は10年ジャパンC(ローズキングダム)、05年有馬記念(ハーツクライ)、96年菊花賞(ダンスインザダーク)など9勝。
橋口師:あと2勝となってから少し長引きましたが、やっと勝つことができました。振り返るといつの間に900も勝ったのかという思いです。オーナー、ファンの皆様、厩舎そして育成スタッフの頑張りのおかげだと思っています。次の目標は901勝です。

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● 幸英明騎手が年間最多騎乗回数を更新(12/8)

8日(土)の阪神競馬第2Rでタニノセレナーデに騎乗した幸英明騎手(36歳、栗東・フリー)は年間最多騎乗回数を更新した。これまでの記録は一昨年に同騎手が記録した1008回。今週、予定しているレースにすべて騎乗すれば、騎乗回数は1030回になる。
幸騎手:一昨年の「1008」という数字を超えるのは難しいと思っていましたが、ここ1、2週間で更新を意識してきました。更新することができたのも、ファンの方々や関係者の皆様のおかげです。今年はあと6日競馬開催がありますし、機会をいただいた1頭1頭を大切に、1頭でも多く乗りたいと思います。こうしてたくさん馬に乗れる丈夫な体をくれた両親にも、とても感謝しています。

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● 調教師記録達成あと少し(12/7)

橋口師(栗東)通算900勝あと1勝。田中清師(美浦)通算400勝あと2勝。大江原師(美浦)、岡田師(栗東)通算200勝あと1勝。

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● ジャスタウェイは熱発で回避(12/7)

12月8日(土)の朝日チャレンジCに出走を予定していたジャスタウェイ(牡3歳、栗東・須貝尚厩舎)は、6日(木)に熱発したため、同レースへの出走を取りやめた。

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● アブソリュートが引退、乗馬に(12/6)

11月25日のキャピタルSで18着だったアブソリュート(セン8歳、美浦・宗像厩舎)が12月6日付で競走馬登録を抹消された。今後は千葉県富里市の成田乗馬倶楽部で乗馬となる予定。通算成績は28戦7勝。重賞は09年東京新聞杯(G3)と富士S(G3)の2勝。

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● 香港国際競走の枠順確定――3レースに日本馬5頭が出走(12/6)

12月9日に香港のシャティン競馬場で行われる香港国際競走の枠順が確定した。日本からは香港スプリントにロードカナロア(牡4、栗東・安田隆厩舎)、カレンチャン(牝5、栗東・安田隆厩舎)、香港マイルにサダムパテック(牡4、栗東・西園厩舎)、グランプリボス(牡4、栗東・矢作厩舎)、香港ヴァーズにジャガーメイル(牡8、美浦・堀厩舎)が出走する。馬番とゲート番は以下の通り。メインの香港カップには日本馬の出走がない。
なお、レースの模様はグリーンチャンネル「2012香港国際競走中継」(16:45〜18:00)で放映されるほか、競馬場・WINSでも以下の場所で放映される。東京競馬場:フジビュースタンド2階ウエストホール、中山競馬場:競馬場内各モニター(香港カップは放映なし)、京都競馬場:シグネットホール(香港カップは放映なし)、阪神競馬場:202号投票所東側、ウインズ道頓堀:1階西側コンコース(16:50から)。
●香港ヴァーズ(G1)
12月9日(日) シャティン競馬場
2400m(芝) 3歳以上
第4R 14:00(日本時間15:00)発走予定
総賞金1500万香港ドル、1着賞金855万香港ドル
馬番 (ゲート) 馬名
…………性齢 重量 調教師/騎手
1 (3) シームーン Sea Moon(GB)
…………牡4 57 スタウト/ムーア
2 (2) デュナデン Dunaden(FR)
…………牡6 57 デルザングル/ウィリアムズ
3 (10) メアンドル Meandre(FR)
…………牡4 57 ファーブル/ギュイヨン
4 (12) チンチョン Chinchon(IRE)
…………牡7 57 ラフォンパリアス/ドゥルーズ
5 (6) ジョシュアツリー Joshua Tree(IRE)
…………牡5 57 ボッティ/スミヨン
6 (8) レッドカドー Red Cadeaux(GB)
…………セン6 57 ダンロップ/モッセ
7 (9) ダンディーノ Dandino(GB)
…………牡5 57 ファンショウ/クロウリー
8 (4) ジャガーメイル Jaguar Mail(JPN)
…………牡8 57 堀/ホワイト
9 (7) リベレーター Liberator(AUS)
…………セン5 57 フェラリス/マーウィング
10 (13) スカーレットカメリア Scarlet Camellia(NZ)
…………セン5 57 サム/パートン
11 (5) ダンシングレイン Dancing Rain(IRE)
…………牝4 55.5 ハガス/ムルタ
12 (11) パゲラ Pagera(FR)
…………牝4 55.5 パンタル/ペリエ
13 (1) バイリル Bayrir(FR)
…………牡3 55 ドゥロワイエデュプレ/ルメール
●香港スプリント(G1)
12月9日(日) シャティン競馬場
1200m(芝) 3歳以上
第5R 14:40(日本時間15:40)発走予定
総賞金1500万香港ドル、1着賞金855万香港ドル
馬番 (ゲート) 馬名
…………性齢 重量 調教師/騎手
1 (12) ラッキーナイン Lucky Nine(IRE)
…………セン5 57 ファウンズ/プレブル
2 (10) スーパーイージー Super Easy(NZ)
…………牡4 57 フリードマン/モレイラ
3 (1) ジョイアンドファン Joy and Fun(NZ)
…………セン9 57 クルーズ/モッセ
4 (6) ロードカナロア Lord Kanaloa(JPN)
…………牡4 57 安田隆/岩田
5 (9) アドミレーション Admiration(AUS)
…………牡5 57 ムーア/カラン
6 (4) リーディングシティ Leading City(AUS)
…………セン6 57 ムーア/チャドウィック
7 (3) タイムアフタータイム Time After Time(AUS)
…………セン5 57 ムーア/ホワイト
8 (2) キャプテンスイート Captain Sweet(AUS)
…………セン5 57 ムーア/マクドナルド
9 (5) スリーズチェリー Cerise Cherry(SAF)
…………セン7 57 クルーズ/ファウリー
10 (11) フライングブルー Flying Blue(AUS)
…………セン6 57 クルーズ/リスポリ
11 (7) シーサイレン Sea Siren (AUS)
…………牝4 55.5 オシェイ/キャシディ
12 (8) カレンチャン Curren Chan(JPN)
…………牝5 55.5 安田隆/池添
●香港マイル(G1)
12月9日(日) シャティン競馬場
1600m(芝) 3歳以上
第7R 15:50(日本時間16:50)発走予定
総賞金2000万香港ドル、1着賞金1140万香港ドル
馬番 (ゲート) 馬名
…………性齢 重量 調教師/騎手
1 (11) アンビシャスドラゴン Ambitious Dragon(NZ)
…………セン6 57 ミラード/パートン
2 (4) イクステンション Xtension(IRE)
…………牡5 57 ムーア/マクドナルド
3 (3) グロリアスデイズ Glorious Days(AUS)
…………セン5 57 サイズ/ホワイト
4 (6) ゴードンロードバイロン Gordon Lord Byron(IRE)
…………セン4 57 ホーガン/ビュイック
5 (2) サダムパテック Sadamu Patek(JPN)
…………牡4 57 西園/武豊
6 (1) グランプリボス Grand Prix Boss(JPN)
…………牡4 57 矢作/内田博
7 (12) ピュアチャンピオン Pure Champion(IRE)
…………牡5 57 クルーズ/チャドウィック
8 (5) ドンボスコ Don Bosco(FR)
…………牡5 57 スマガ/ペリエ
9 (7) マスターオブハウンズ Master of Hounds(USA)
…………牡4 57 ハガス/スミヨン
10 (10) パッキングウィズ Packing Whiz(IRE)
…………セン4 57 ムーア/プレブル
11 (9) パッキングオーケー Packing OK(AUS)
…………セン6 57 ムーア/マーウィング
12 (8) シユーマ Siyouma(IRE)
…………牝4 55.5 ドゥーメン/モッセ

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● オルフェーヴル有馬記念は見送り(12/6)

この秋、凱旋門賞で2着し、帰国緒戦のジャパンカップでも2着入線したオルフェーヴル(牡4歳、栗東・池江寿厩舎)は疲れが抜け切らないため、有馬記念の出走は見送ることになった。

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● 香港国際競走に出走する日本馬の枠順(12/6)

12月9日(日)に香港のシャティン競馬場で行われる香港国際競走の枠順が決まった。日本から挑戦する5頭のゲート番(馬番)は以下の通り。
●香港ヴァーズ(G1、芝2400m、1着賞金855万香港ドル、日本時間15:00発走)
4(8)ジャガーメイル(牡8、美浦・堀厩舎)
●香港スプリント(G1、芝1200m、1着賞金855万香港ドル、日本時間15:40発走)ホワイト
6(4)ロードカナロア(牡4、栗東・安田隆厩舎)岩田
8(12)カレンチャン(牝5、栗東・安田隆厩舎)池添
●香港マイル(G1、芝1600m、1着賞金1140万香港ドル、日本時間16:50発走)
1(6)グランプリボス(牡4、栗東・矢作厩舎)内田博
2(5)サダムパテック(牡4、栗東・西園厩舎)武豊
●香港カップ(G1、芝2000m、1着賞金1254万香港ドル、日本時間17:30発走)
日本馬の出走はありません。
レースの模様はグリーンチャンネル「2012香港国際競走中継」で放映されます(16:45〜18:00)。

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● オルフェーヴルがトップを守り通す――有馬記念ファン投票(12/6)

12月23日の有馬記念(中山、G1、芝2500m)のファン投票の最終結果が12月6日発表され、第1、2回に続いて昨年の三冠馬オルフェーヴルが首位を守り通した。2位はルーラーシップ、3位は天皇賞・秋の勝ち馬エイシンフラッシュだった。得票数上位20頭は以下の通り。
1オルフェーヴル 90,474
2ルーラーシップ 65,330
3エイシンフラッシュ 59,467
4ジェンティルドンナ 59,206
5フェノーメノ 54,857
6ゴールドシップ 54,555
7トーセンジョーダン 38,263
8ヴィルシーナ 36,431
9ダークシャドウ 32,428
10トゥザグローリー 30,318
11ローズキングダム 27,008
12ペルーサ 21,556
13ナカヤマナイト 21,170
14カレンブラックヒル 17,848
15ビートブラック 17,118
16ルルーシュ 16,151
17アーネストリー 14,152
18ネコパンチ 13,578
19オウケンブルースリ 12,308
20ジャガーメイル 12,243
有効投票件数 128,221件
有効投票総数 1,107,620票

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● 2013年(平成25年)度の調教師試験合格者発表(12/6)

JRAは6日、2013年(平成25年)度の調教師試験の合格者を発表した。
■新規調教師合格者
【調教師】5名
飯田 祐史(いいだ ゆうじ)
石橋 守(いしばし まもる)
尾形 和幸(おがた かずゆき)
森田 直行(もりた なおゆき)
和田 雄二(わだ ゆうじ)

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● メイショウクオリアが引退(12/5)

08年の京都新聞杯(Jpn2)を制したメイショウクオリア(牡7歳、栗東・西橋厩舎)が12月1日付で競走馬登録を抹消された。同馬は12月1日に中山競馬場で行われたステイヤーズS(G2、芝3600m)で故障を発症し、予後不良となった。通算成績は43戦4勝。重賞は上記の1勝。

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● C.ウィリアムズ騎手、内田博幸騎手が海外渡航届を提出(12/5)

C.ウィリアムズ騎手(35歳、オーストラリア)と内田博幸騎手(42歳、美浦・フリー)が5日、海外渡航届を提出した。詳細は以下の通り。
○C.ウィリアムズ騎手
【期間】12月3日〜11日
【渡航先】香港
【渡航理由】インターナショナルジョッキーズチャンピオンシップ騎乗及び香港ヴァーズ騎乗のため
○内田博幸騎手
【期間】12月7日〜10日
【渡航先】香港
【渡航理由】香港マイル騎乗のため

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● G3勝ち馬グランリーオが功労馬として余生(12/2)

2005年の中日新聞杯優勝馬で、現役引退後は乗用馬として活躍したグランリーオ(セン12歳、父サニーブライアン)が11月18日、新ひだか町のRECローリングエッグスクラブに入厩した。今後は功労馬として余生を送る。
同馬は01年のHBA11月市場サラブレッド1歳において525万円で売却された市場取引馬。02年12月のデビューから40戦目のG3中日新聞杯で重賞初制覇を飾った。
通算58戦7勝の成績を残して現役を引退すると、新冠町の「にいかっぷホロシリ乗馬クラブ」で乗用馬に転向。その後も石狩市の乗馬クラブなどで上級者を相手に活躍していたが、同馬の生産者である藤沢澄雄氏が代表を務めるRECが引き取ることになった。
生産馬と久しぶりに再会した藤沢雅子夫人は「毛は少し長いですが、思ったより元気そうで良かったです」と安心顔。新たな仲間を迎え入れたRECの宮本直美氏は「乗用馬を引退したら必ず受け入れようと思っていました。まだ12歳と若いのでBTCの助成金は受けられませんが、しっかり管理していきます」と話していた。

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● アサクサデンエンが種牡馬引退(12/2)

2005年の安田記念優勝馬で、日高町のブリーダーズスタリオンステーションに繋養されていたアサクサデンエン(牡13歳、父シングスピール)が、今シーズンをもって種牡馬を引退することになった。今後は生まれ故郷である千歳市の社台ファームで功労馬として余生を送る。
同馬は01年11月のデビューから2連勝。その後、休養をはさみながら着実に力をつけ、05年のG2京王杯スプリングCをレコードタイムで制して重賞初制覇を飾った。続く安田記念にも優勝して初のG1タイトルを獲得。香港、ドバイにも遠征するなど通算31戦8勝(うち海外2戦)の成績を収めた。同期にはタニノギムレット、シンボリクリスエス、テレグノシス、ヒシミラクルなどがいる。
現役引退後の08年にブリーダーズSSで種牡馬入り。シングスピールの後継として期待され、初供用から昨シーズンまで60〜80頭の牝馬を集めていたが、デビューした2世代の産駒成績が振るわないこともあり種牡馬引退が決まった。JRAではアサクサウタヒメ、ベラベラが勝利を挙げている。
同SSでは「人懐っこく温厚な性格をしていたので、とても可愛がられていました。種牡馬引退は残念ですが、生まれ故郷で元気に過ごしてほしいですね」と愛馬を労っていた。

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● 福山競馬、来年3月で廃止の見込み(12/2)

広島県の福山競馬を主催する羽田皓福山市長は11月26日、19億円弱の累積赤字を抱える福山競馬を、来年3月末で廃止することを表明した。
同競馬は1949年に開設。67年からアラブ専門の競馬となり、ローゼンホーマ、スイグンといった名馬を輩出してきた。2005年からはアラブ系馬の生産頭数減少に伴い、サラブレッド系によるレースも導入。中国地方唯一の地方競馬として親しまれてきたが、近年は昨年度を除き赤字が続いていた。
福山市では本年度の決算分析から、事業継続の絶対条件である「実質単年度収支の確保」は困難と判断。来年度の事業継続を断念した。
地方競馬の廃止は昨年の荒尾競馬に続くもの。産地では「これ以上競走馬の供給先がなくなるのは厳しい」と危機感を募らせている。

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● 「胆振生産育成技術講座」開催、馬の見方を勉強(12/2)

苫小牧市の苫小牧グランドホテルニュー王子で11月19日夜、「胆振地区生産育成技術講座2012」が開催され、出席した約100名の軽種馬関係者が馬の見方などについて学んだ。
同講座はIBBA胆振軽種馬農協と同青年部の共催。今年はJRA育成馬の調教や全国の1歳市場においてJRA育成馬の購買を担当するJRA日高育成牧場の石丸睦樹業務課長を講師に招き、「JRA育成馬の購買からブリーズアップセールまで」をテーマに講演が行われた。
石丸課長は馬の見方について、馬の外貌から形状やバランスなどを判別するコンフォメーションの重要性を強調。セイウンワンダーやサウンドリアーナといった重賞を制したJRA育成馬や、バゴやサマーバードなど種牡馬の立ち写真をスクリーンに写し、理想的な肩の長さと傾斜、腰幅の大きさ、身体の長さ、前肢の肢勢、飛節の形などを説明し、1歳馬購買の要素は「品位を感じさせ、成長が見込め、欠点を補う長所のある馬がよい」といったポイントを挙げた。
また、JRA育成馬のデータをもとにレポジトリーに対する考え方についても言及。「X線は症例のないものは多くが問題ない。内視鏡も多くの所見が若馬特有のものなので問題ないことが多い」との見解を示した。

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● JBBA軽種馬後継者研修が修了(12/2)

JBBA日本軽種馬協会の「2012年度軽種馬後継者研修」修了式が11月16日、新ひだか町のJBBA静内種馬場で行われ、11名が10日間の研修を終えた。
本年度の研修は11月5日に開講。馬の飼養管理、草地・土壌といった軽種馬生産分野の専門家を招いての講義や、乗馬の基本を学んできた。
修了式で同種馬場の中西信吾場長は「馬に乗ることでより馬を深く理解できるようになったと思います。この経験を生かして丈夫で走る馬を生産してほしい」と激励。11名を代表してダーレー・ジャパン・ファームの大川翼氏は「研修で得たものを牧場で生かして日高の力になれるよう努力していきます」と、短期間だったが充実した研修期間を振り返った。
同研修はJBBA会員の後継者や従業員を対象に1990年に開講。これまでに約180名の研修生を受け入れ、軽種馬生産界に貢献している。

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● 「馬産地懇談会」を開催、JRA札幌馬主協会(12/2)

新ひだか町の静内ウエリントンホテルで11月19日、札幌馬主協会の主催による「馬産地懇談会」が開催され、JRA札幌競馬場の白木正明副場長と中山晋施設整備課長が「新しい札幌競馬場について」の講演を行った。
会員を含め約80名の軽種馬関係者が出席した懇談会で、同協会の岩本允会長は「JRAの競馬場の中で札幌競馬場は最後の改築となりました。一番最後なので一番良い競馬場を作ってほしいと要請してきました。馬産地にある札幌競馬場は、いわば日本競馬発祥の地。要望があればまだ間に合うかもしれませんので意見をお聞かせ願いたい」と挨拶。来賓で出席したHBA日高軽種馬農協の荒木正博組合長は「工事期間中ですが、来年のトレーニングセールは従来通り札幌競馬場で開催できる見通しです。協力していただいたJRAや馬主協会様には感謝します」と礼を述べた。
説明に立った白木副場長は「現在、札幌競馬場は再来年のグランドオープンに向け工事に入っています。今回はパドックを含むスタンド周辺や事務所エリアが工事箇所です。新スタンドは開放感あふれる競馬場、牧場をイメージして緑が多いものとなっています。4コーナーには引退名馬を展示できる場所も設けました。また、セリを行えるスペースもありますので積極的に利用していただきたい」と呼び掛けた。
続いて中山施設整備課長がスライドや動画を用いて新スタンドの概要を解説。『四季を通じた快適空間「新・札幌競馬場」』『サラブレッドの迫力と緑が奏でる「新・札幌競馬場」』という基本コンセプトを視覚的に訴えた。
新スタンドの延床面積は約4万2000平方m。地上5階、地下1階で、開催中のみ使用の「スタンド棟」と、通年利用の「パークウインズ棟」の2つに分かれている。工事期間は2014年6月まで。出席者は2人の説明を聞きながら、グランドオープンを心待ちにしている様子だった。

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● マイルG1勝ち馬エイシンアポロンがレックスSで種牡馬入り(12/2)

昨年のマイルチャンピオンシップ優勝馬エイシンアポロン(牡5歳、父ジャイアンツコーズウェイ)が11月22日、新ひだか町のレックススタッドに到着した。来シーズンから種牡馬として第2の生活を始める。
同馬の競走成績は19戦4勝。2009年8月のデビュー2戦目で初勝利を挙げると、5戦目のG2京王杯2歳Sで重賞初制覇を飾った。同年のG1朝日杯フューチュリティS、翌10年のG2弥生賞、初の古馬との対戦となったG2毎日王冠では2着と健闘。11年のG3富士Sで2年ぶりに2つ目の重賞を制すると、続くマイルチャンピオンシップで初のG1制覇を成し遂げた。
トップマイラーのスタッド入りにはスタリオン関係者や報道陣が出迎え。さっそうと馬運車から降りると光り輝く栗毛の馬体を披露した。同スタッドにとってマイルチャンピオンシップ勝ち馬の導入は、10年の覇者エーシンフォワードに続き2年連続。スピード自慢がまたラインナップに加わることになった。
新種牡馬の到着に事務局の(株)レックスでは「とても柔らかで俊敏性のある動きをしますね。2歳から重賞に勝ち、古馬になってからもG1を制した、仕上がりの早さやスピード、成長力が産駒に伝わってほしいですね」と、米トップサイアーのジャイアンツコーズウェイを父に持つ栗毛のG1ウイナーに大きな期待を寄せていた。

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● R.ムーア騎手が渡航届を提出(12/2)

R.ムーア騎手(29歳、イギリス、短期免許:11月10日〜12月24日)が2日(日)、JRAに海外渡航届を提出した。インターナショナルジョッキーズチャンピオンSおよび香港国際競走に騎乗するため。12月3日から12月10日まで。

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● フジキセキ産駒JRA通算1300勝(12/2)

2日(日)の阪神競馬第8Rでオースミレジスタが1着となり、同馬の父フジキセキが産駒のJRA通算1300勝を達成した。JRAの種牡馬歴代勝利数では第5位の記録。主な産駒にカネヒキリ、キンシャサノキセキなどがおり、今年のサダムパテックのマイルCSがJRAG110勝目となっている。

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● 北出成人調教師がJRA通算100勝達成(12/2)

2日(日)の阪神競馬第1Rでキクノソルが1着となり、同馬を管理する北出成人調教師(48歳、栗東)はJRA通算100勝を達成した。現役では158人目。
北出師:ようやく100勝を達成することができました。これも支えてくれたオーナーをはじめ、スタッフなどの関係者のおかげだと思います。これからも、より多くの勝ち星を挙げられるよう努力して参りますので、よろしくお願いします。

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● 蛯名正義騎手がJRA通算2100勝達成(12/2)

2日(日)の中山競馬第1Rでローレルアルトスが1着となり、同馬に騎乗した蛯名正義騎手(43歳、美浦・フリー)は史上5人目、現役では3人目となるJRA通算2100勝を達成した。うちG1(Jpn1)は10年牝馬三冠(アパパネ)をはじめ、07年有馬記念(マツリダゴッホ)、01年菊花賞、有馬記念(マンハッタンカフェ)などで18勝。重賞は前記のG1(Jpn1)を含む100勝。
蛯名騎手:今年の初めに2000勝を達成して、同じ年に2100勝も達成できたのは、自分でも驚いていますし、とても嬉しいです。周囲の皆様のご協力や応援に感謝しています。これからも期待に応えられるように頑張ります。

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● ジャガーメイルが香港到着(12/2)

9日(日)に香港のシャティン競馬場で施行される香港ヴァーズ(G1、芝2400m)に出走予定のジャガーメイル(牡8歳美浦・堀宣行厩舎)は1日(土)日本時間20時51分成田国際空港発KZ203便で日本を発ち、2日(日)0時55分(日本時間1時55分)に香港国際空港に到着した。シャティン競馬場には2時10分(日本時間3時10分)に入った。
渡邉調教助手:輸送はスムーズで、輸送熱もなく安心しています。2年前に出走した時よりも落ち着いているのではないでしょうか。

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● エムエスワールドが引退、乗馬に(12/2)

11月10日の京都ジャンプS(J・G3)で6着だったエムエスワールド(牡9歳、栗東・湯窪厩舎)が12月1日付で競走馬登録を抹消された。今後は愛知県高浜市の竹内乗馬育成所で乗馬となる予定。通算成績は51戦9勝。重賞は昨年の京都ハイジャンプ(J・G2)と小倉サマージャンプ(J・G3)の2勝。

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