KNNニューストピックス

● 田中清隆調教師がJRA通算400勝達成(12/23)

23日(日)の中山競馬第8Rでマイネルメダリストが1着となり、同馬を管理する田中清隆調教師(61歳、美浦)はJRA通算400勝を達成した。現役では49人目。重賞は19勝で、G1は今年のヴィクトリアマイル(ホエールキャプチャ)など4勝。
田中清師:馬主、厩舎スタッフに感謝の気持ちで一杯です。これからも応援よろしくお願いします。

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● M.デムーロ騎手が病気のため騎手変更(12/23)

M.デムーロ騎手(33歳、イタリア)が右尿管結石のため、23日の中山競馬で騎乗予定だった有馬記念を含む3鞍と、既に前日発売が開始されている阪神カップで騎手変更が発表されている。
【23日中山】
2Rヤマチョウボス
→岩田康誠
7Rキープインタッチ
→北村宏司
10Rエイシンフラッシュ
→三浦皇成
【24日阪神】
11Rマルセリーナ
→北村友一

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● 四位洋文騎手が騎乗停止、日、月曜は騎手変更(12/22)

12月22日(土)の阪神競馬で騎乗停止となった四位洋文騎手(40歳、栗東・フリー)の23日(日)の5鞍および24日(月)の阪神カップの騎手変更は以下の通り。
○12月23日阪神競馬8日目
3Rサダムダイジョウブ→川田将雅
7Rゼログラヴィティー→高倉稜
10Rサンライズメジャー→池添謙一
11Rミルドリーム→秋山真一郎
12Rトキノフウジン→上村洋行
○12月24日阪神競馬9日目(阪神カップ)
11Rスプリングサンダー→池添謙一

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● 田中勝春騎手がJRA通算1万6000回騎乗達成(12/22)

23日(土)の中山競馬第2Rで田中勝春騎手(41歳、美浦・フリー)がカシマルフィに騎乗し、中央競馬史上7人目、現役では6人目となるJRA通算1万6000回騎乗を達成した。89年3月のデビューから23年9カ月。田中勝騎手はここまで1555勝(12月23日中山競馬第2R終了時点)を挙げており、G1は07年皐月賞(ヴィクトリー)、92年安田記念(ヤマニンゼファー)の2勝。重賞は前記のG1を含め46勝。
田中勝騎手:デビューした時は、こんなにも騎乗できるとは思っていませんでした。これからもできるだけたくさん騎乗できるように頑張りたいと思います。

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● 四位洋文騎手が騎乗停止(12/22)

22日(土)の阪神競馬第5Rで、ブリュネットに騎乗した四位洋文騎手(40歳、栗東・フリー)は12月23日から1月21日まで騎乗停止となった。
四位騎手は同レースの決勝線手前で7完歩ほど追う動作を緩め3着(2着とハナ差)に。四位騎手本人から事情聴取を行い、パトロール映像を精査した結果、騎手としての注意義務を著しく怠った油断騎乗であると認められたため、騎乗停止となった。

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● 調教師記録達成あと少し(12/21)

田中清師(美浦)通算400勝あと1勝。手塚師(美浦)通算300勝あと2勝。岡田師(栗東)通算200勝あと1勝。

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● C.スミヨン騎手が海外渡航届提出(12/21)

C.スミヨン騎手(31歳、フランス・短期免許:10月28日〜12月31日)がフランスでレースに騎乗するため20日、海外渡航届を提出した。期間は12月24日から12月31日まで。

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● シビルウォーが骨折(12/20)

12月2日のジャパンCダート(G1)で9着だったシビルウォー(牡7歳、美浦・戸田厩舎)が左第3中手骨近位掌側面剥離骨折を発症していることが判明した。今後、3カ月の休養を要する見込み。

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● ハナズゴールは京都牝馬Sへ(12/19)

12月15日阪神のリゲルSを制したハナズゴール(牝3歳、美浦・加藤和厩舎)は、引き続き栗東で調整を続ける予定。1月19日の京都牝馬S(京都、G3、芝1600m)を目指すことになった。

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● イブンベイが28歳で死亡(12/16)

新冠町のビッグレッドファームに繋養されていたイブンベイ(牡、父ミルリーフ)が12月10日、老衰のため28歳で死亡した。
同馬は1984年生まれの英国産馬。2歳から6歳まで5シーズンに渡る現役期間中は世界を駆け回り、87年はG1イタリア大賞典を制して伊3歳チャンピオンに、89年にはG1オイロパ賞を、90年はG1ベルリナーバンク大賞典を制して2年連続で独古馬チャンピオンに輝いた。また、89年、90年と2年連続でG1ジャパンCに来日。英愛伊仏独日米で通算29戦10勝の成績を収めた。
現役引退後の91年に同ファームの所有で種牡馬入り。当時隆盛を極めたミルリーフの後継として人気を集め、父としてタイキヘラクレス(G1ダービーグランプリ)を、母の父としてはビッググラス(G3根岸S)らを送り出した。
2007年シーズンを最後に種牡馬を引退。以降は功労馬として同ファームで余生を送っていた。
同ファームでは「夏を過ぎてから気をつけてケアをしてきましたが、最期は放牧地で立ち上がれなくなり、スタッフたちに見守られながら静かに息を引き取りました。もうすぐ29歳。大往生だったと思います。これまでの貢献に感謝するとともに冥福を祈りたいです」と愛馬を偲んでいた。

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● TTDA、JRA、BTCが「育成技術講習会」開催(12/16)

TTDA競走馬育成協会、JRA日本中央競馬会、BTC軽種馬育成調教センター共催の「平成24年度育成技術講習会」が11月21日、新ひだか町の公民館・コミュニティセンターで開催された。
講習会のテーマは「育成期のサラブレッドの飼養管理について」。当日は、前半がJRA競走馬総合研究所運動科学研究室研究役の松井朗氏による講演、後半が5名のパネリストによるパネルディスカッションの2部構成で行われた。
講習会には軽種馬関係者約200名が出席。開会に先立ち和田隆一TTDA副会長は「本日の講習会は現場で役に立つような講演をという会員の声で企画しました。日本の馬産のレベルアップにつながることを期待しています」と挨拶した。
松井氏は育成期の飼養管理について「健全な成長を邪魔してはいけない。若馬の発育はほかの動物より特異である」と説明。適正な成長をもたらす飼養管理とは「栄養価の高く、適度な運動面積を有する放牧地での飼養管理」と理想を掲げ、ギャップをカバーする方法として、クリープフィーディングやボディコンディションスコアによる管理などをレクチャーした。
パネルディスカッションでは松井氏のほか、ハラマキファームクリニックの服巻滋之氏、ファームコンサルタントの三浦久延氏、(株)ホクチクの谷川智幸氏、JRAファシリティーズ(株)の澤村恭平氏が参加。それぞれの立場や経験から、繁殖、生産、育成といった各ステージにおける飼養管理の考え方を披露した。5名は出席者からの質問にも応答。共通して力説したのは放牧地の管理の重要性だった。

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● フジキセキ、アグネスタキオンがJRA年間100勝を達成(12/16)

12月8日の中京6Rでフジキセキ産駒のプントバンコ(牝4歳、栗東・吉田直弘厩舎)が、翌9日の中京2Rでアグネスタキオン産駒のヴァンガード(牡3歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)が勝利を収め、フジキセキ(牡20歳、父サンデーサイレンス)、アグネスタキオン(牡、父サンデーサイレンス、2009年死亡)の両種牡馬がJRA年間100勝を達成した。
フジキセキはサンデーサイレンスの初年度産駒。今月2日に歴代5頭目となるJRA通算1300勝を達成したばかりの同馬は、その後も勝ち星を積み上げ、05年、06年、07年、10年に続く自身5度目の大台に到達した。
一方のアグネスタキオンは07年から6年連続6回目の“K点越え”。これは内国産種牡馬ではクモハタの7年連続7回(51〜57年)に次ぐ歴代2位の記録となる。同馬は09年に死亡しているため、血統登録されている147頭の現2歳がラストクロップ。まだ手駒は豊富に揃っており記録更新を期待したいところだ。
今年、年間100勝を達成した種牡馬は6頭。2頭のほか、キングカメハメハ、ディープインパクト、シンボリクリスエス、ダイワメジャーが記録している。

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● サラブレッド1歳馬流通情報誌『羈(たづな)』発刊(12/16)

HBA日高・IBBA胆振・十勝軽種馬農協は、2011年の生産馬(現1歳)で、11月10日現在販売を希望している売り馬情報をまとめた、2012年度1歳馬流通情報誌『羈(たづな)』を発刊した。
掲載頭数は140頭(牡45頭、牝95頭)。80牧場の生産馬からクロフネ、シンボリクリスエス、ネオユニヴァース、バゴ、マンハッタンカフェ、メイショウボーラーといった人気種牡馬産駒の販売リストが、飼養者別、種牡馬別で検索できる。問い合わせは、日高(tel.0146-42-1200)、胆振(tel.0144-82-2681)、十勝(tel.0155-54-4341)の各農協まで。

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● スペシャルウィークがレックスSへ移動(12/16)

安平町の社台スタリオンステーションに繋養されていたスペシャルウィーク(牡17歳、父サンデーサイレンス)が12月3日、新ひだか町のレックススタッドへ移動した。来シーズンは新天地で種牡馬生活を続ける。
同馬の競走成績は1998年のG1ダービー、99年のG1ジャパンC、G1天皇賞・春、G1天皇賞・秋など通算17戦10勝。現役引退後の2000年に社台SSで供用を開始し、これまでにJRA年度代表馬ブエナビスタや日本のオークス、米国のアメリカンオークスを制したシーザリオ、帝王賞勝ち馬ゴルトブリッツなど多くの活躍馬を送り出している。
今シーズン当初はブリーダーズスタリオンステーションにいたが、シーズン途中で古巣に復帰。今回、シンジケート総会でレックスSへの移動が決まった。
愛馬を送り出した社台SSでは「新天地でも頑張ってほしい」と激励。迎え入れたレックスSでは「実績のある種牡馬を預けてくださった関係者に感謝の気持ちでいっぱいです。しっかりと管理して新たなシーズンをサポートしたいですね」と決意を新たにしていた。

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● キングカメハメハ産駒が香港スプリントG1制覇(12/16)

12月9日に香港のシャティン競馬場で行われたG1香港スプリント(芝1200m)において、キングカメハメハ産駒のロードカナロア(牡4歳、栗東・安田隆行厩舎)が2馬身半差で優勝する歴史的偉業を成し遂げた。
日本調教馬が同レースを制覇したのは史上初。2001年のダイタクヤマト、メジロダーリング以来、ショウナンカンプ、ビリーヴ、サニングデール、カルストンライトオ、メイショウボーラー、ローレルゲレイロ、カレンチャンなど延べ14頭が挑戦してきたアウェイで悲願の達成となった。
香港でのG1制覇は今年のルーラーシップ(クイーンエリザベス二世C)に続き8勝目(6頭目)で、香港重賞制覇は記念すべき10勝目。海外G1制覇も節目の20勝(17頭目)に到達した。
ロードカナロアは新ひだか町のケイアイファーム生産。日高産馬が海外G1を制覇するのは、06年にシンガポール航空国際Cを制したコスモバルク(三石町・加野牧場生産)以来2頭目となる。
今回の勝利で父キングカメハメハ(牡11歳、父キングマンボ)は、ルーラーシップに続く2頭目の海外G1ウイナーを輩出。10年、11年はJRA種牡馬総合リーディング首位、今年は2位と、すでに日本を代表する種牡馬として確固たる地位を築いており、来年は国内3番目の高額となる700万円の種付料が設定されているが、早々と満口となっている。

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過去のニュース【2012年】
12月 2〜8日 9〜15日
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