昨シーズンから新冠町の優駿スタリオンステーションで種牡馬生活を送っている、ベーカバド(牡6歳、父ケープクロス)の初産駒が1月に入り、新冠町の村上欽哉氏の牧場で2頭誕生した。
一頭は1月19日に母ママズディッシュ(牝6歳、父クロフネ)から牡馬が、もう一頭は24日に母ウインミュートス(牝13歳、父ダンスインザダーク)からこちらも牡馬が誕生。“長男”は芦毛で、おばにユキチャン(G2関東オークス)が、“次男”は鹿毛で、近親に米G1勝ち馬ゴレラやネオウィズダム(JRA2勝)がいる牧場自慢の血統となる。
同牧場の村上欽哉代表は「2頭は毛色こそ違いますが、柔らかそうな皮膚の質感は父の特徴が出ていると思います。両馬とも活躍してくれたらうれしいですね」と満足顔。すでに評判を聞きつけた馬主関係者からオファーがきているという。
ベーカバドは2010年のG1パリ大賞典を制した仏3歳王者。同年のG2ニエル賞ではヴィクトワールピサを退けるなど、仏米11戦6勝の成績を収めた。
初供用となった昨年は110頭の種付頭数を記録。シーザスターズ、ウィジャボードといった全欧年度代表馬を送り出した名種牡馬ケープクロスの後継として大きな期待がかけられている。
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