2日(土)の中山競馬第3Rでオメガインベガスが1着となり、同馬に騎乗した戸崎圭太騎手(32歳、美浦・田島俊厩舎所属)はJRA移籍後、初勝利を挙げた。戸崎騎手は今年3月に大井競馬から移籍。地方所属時にJRAで80勝を挙げており、リアルインパクトで11年の安田記念を制すなど、重賞は3勝している。 戸崎騎手:何度も騎乗している競馬場なので、冷静に騎乗しようと思いましたが、1レース前から興奮してしまいました。3レースで乗った馬は、返し馬の時から力のある馬だと感じていたので、スタートから積極的に走れたことが勝利につながったと思います。JRAに移籍してまずは1勝と思っていたので、勝てて良かったです。今日も明日もいい馬にたくさん乗せていただいて感謝しています。
2日(土)の阪神競馬第2Rでゴダールが1着となり、同馬を管理する吉田直弘調教師(41歳、栗東)はJRA通算100勝を達成した。重賞は4勝。 吉田師:すべての方に感謝の気持ちで一杯です。感謝の気持ちを忘れず競馬を通して社会に貢献していきます。社会に貢献することによって父や母に喜んでもらえたらなと思います。
2月24日の中山記念で2着に好走したダイワファルコン(牡6歳、美浦・上原厩舎)は、3月31日のダービー卿CT(G3、中山、芝1600m)に向かう予定。なお、2月10日の準オープン・雲雀Sを快勝したセイウンジャガーズ(牡6歳、美浦・杉浦厩舎)も、同じくダービー卿CTに向かう予定。
先月27日のエンプレス杯を制したミラクルレジェンド(牝6歳、栗東・藤原英厩舎)が3月2日付で競走馬登録を抹消される。今後は北海道千歳市の社台ファームで繁殖馬となる予定。通算成績は25戦12勝。重賞は上記の他に11年、12年のJBCレディスクラシックなど6勝を挙げている。
高橋祥師(美浦)通算500勝あと1勝。福島信師(栗東)通算300勝あと2勝。谷原師(美浦)通算200勝あと2勝。吉田師(栗東)通算100勝あと1勝。
2月26、27、28日にカタールのアルライヤン競馬場で行われた、カタール見習騎手招待競走に出場した嶋田純次騎手(19歳、美浦・手塚厩舎所属)は3位タイ(13人中)だった。なお、優勝はD.ディラン騎手(南アフリカ)。 嶋田騎手:勝つことができず残念でしたが、同年代の他国の騎手と一緒に騎乗できたことはいい経験となりました。特に1戦目はゴール前で差されての2着で、海外初騎乗初勝利を狙っていただけに残念でした。日本との違いという点は、直線コースで内柵が広がるというコース形態や、2戦目でアラブの競走に騎乗したことが印象に残っています。今回の経験を糧に、日本での騎乗を一層頑張りたいと思います。今後とも応援よろしくお願いします。
3月1日(現地2月28日)にドバイのメイダン競馬場で行われた一般ハンデ戦(オールウェザー1200m)にファリダット(牡8歳、栗東・松元茂厩舎)が出走し、13頭立ての9着だった。ファリダットはマズマズのスタートを切ると、道中は後方から4番手あたりを追走。インをロスなく立ち回り直線に向いたが、追い出してからの伸びはひと息だった。
ドバイのメイダン競馬場で行われる一般ハンデ戦(オールウェザー1200m)にファリダット(牡8歳、栗東・松元茂厩舎)が出走する。馬番は6番(3番ゲート)。発走時刻は28日19時20分(日本時間1日0時20分)。
2010年クイーンC、クイーンS(ともにG3)を制し、重賞2勝を挙げたアプリコットフィズ(牝6歳、美浦・小島太厩舎)が27日付で競走馬登録を抹消された。今後は北海道千歳市の社台ファームで繁殖馬となる予定。通算成績は23戦4勝。
2009年の京成杯(G3)で優勝したアーリーロブスト(牡7歳、栗東・本田厩舎)が28日付で競走馬登録を抹消された。今後は船橋競馬に移籍する予定。通算成績は37戦5勝(うち地方1戦0勝)。
クリスチャン・デムーロ騎手(20歳、イタリア)とダリオ・バルジュー騎手(36歳、イタリア)が27日、JRAの短期免許を取得した。詳細は以下の通り。 ○クリスチャン・デムーロ騎手 【期間】 3月2日〜4月1日 【身元引受調教師】 角居勝彦調教師 【身元引受馬主】 吉田千津氏 ○ダリオ・バルジュー騎手 【期間】 3月1日〜3月31日 【身元引受調教師】 宮徹調教師 【身元引受馬主】 泣Tラブレッドクラブ・ラフィアン
昨年の天皇賞(春)の勝ち馬ビートブラック(牡6歳、栗東・中村厩舎)が右前繋部浅屈腱炎を発症していることが明らかになった。今後9カ月以上の休養を要する見込み。
藤岡康太騎手(24歳、栗東)が3月1日付で栗東・宮厩舎からフリーに所属変更となる。
今シーズン最後の種牡馬展示会が2月21日、日高町のブリーダーズスタリオンステーションで行われた。氷点下の寒空の下、集まった牧場関係者約400名を前に、フレッシュマンサイアーのアーネストリー、トーセンホマレボシが初陣を飾った。 2011年のG1宝塚記念など重賞5勝を挙げたアーネストリーが姿を見せると事務局は「母系にサンデーサイレンスの血が入っておらず、血統的にも魅力ある種牡馬」と売り込み。ディープインパクト産駒初の後継となるトーセンホマレボシについては「すでに種付けを済ませ、受胎が確認された繁殖もいます」と人気ぶりを強調した。 新種牡馬の後にはトニービンの後継として人気が高い新入厩のジャングルポケット、供用2年目を迎えたナカヤマフェスタ、アサクサキングス、アンライバルドが余裕しゃくしゃくと闊歩。終盤はスウェプトオーヴァーボード、デュランダル、グラスワンダー、ダンスインザダークといったグレードサイアーが威厳を示し、12年の2歳新種牡馬チャンピオンに輝いたブラックタイドが真打ちを務めた。
(株)サラブレッド血統センターはこのほど、『スタリオンレヴュー2013』(非売品)を発刊した。 本書は種付シーズン前に約9000名の競馬関係者に無料で配布。通巻41号を迎える今号はディープブリランテ、アイルハヴアナザーといった20頭の新種牡馬を含め、約200頭の主要種牡馬の広告を繋養地ごとにカラーページを交え掲載している。表紙は全欧年度代表馬フランケル。非売品だが『競馬四季報・春号』購買者には送付される特典がある。
BRF&優駿SS展示会 新冠町の2大スタリオン、ビッグレッドファームと優駿スタリオンステーションで2月19日、種牡馬展示会が催された。雪が舞い散る天候にもかかわらず、両会場には400名を超える軽種馬関係者が駆けつけ、新種牡馬のアイルハヴアナザーやジョーカプチーノらの晴れ姿を見届けた。 BRFスタリオンはここ1年でステイゴールド、ロージズインメイ、アドマイヤマックス、ロサードなどの産駒が重賞を制覇。展示会では全10頭の種牡馬が紹介された。 新種牡馬は昨年のケンタッキーダービー、プリークネスSを制した米2冠馬のアイルハヴアナザー。BRFグループの岡田繁幸代表は「三冠馬になっていたら日本に来ることはなかったと思うと幸運だった。フォーティナイナー系らしい卓越したスピードと繊細な筋肉が魅力」と集まったギャラリーに訴えた。 展示後には屋根付き坂路コースに場所を移し、初年度産駒がデビューを迎えるコンデュイット、ハイアーゲーム、マツリダゴッホの産駒の公開調教を実施。JRAの松岡正海、柴田大知ら4騎手が騎乗して、仕上がりの早さと華麗なフットワークを披露した。 昨シーズン、日高地区最多となる1013頭の交配頭数を記録した優駿SSは重賞勝ち馬を送り出したオンファイア、スターリングローズなど14頭の精鋭をお披露目。2009年のNHKマイルC優勝馬ジョーカプチーノの顔見せには管理した中竹和也調教師が駆けつけ、「柔軟性に富んだ筋肉と優れたメンタル面が産駒に伝われば種牡馬としても成功すると思います」と愛馬に応援メッセージを送った。
浦河町を代表する種馬場として知られるイーストスタッドと日高スタリオンステーションは2月20日、種牡馬展示会を実施した。冷たい風が吹きつける中、両種馬場には200名を超える軽種馬関係者が来場。初見参となったオウケンブルースリやトビーズコーナーの躍動する姿を食い入るように見つめていた。 イーストS期待の新種牡馬は2008年のG1菊花賞をデビュー最短記録で制したオウケンブルースリ。鮮やかな栗毛の馬体で登場すると福井明オーナーがマイクを握り、「オウケンブルースリは距離がもつのがポイント。本馬の最も得意とした府中2400mで活躍する産駒がたくさん出ると思います」と長所をアピールした。種付料は50万円(受胎条件)だが、業界初の試みとして初年度のみ、牡馬が誕生した場合に10万円のキャッシュバック特典がある。 続いて数少ない初年度産駒の活躍で転厩してきたロードアルティマを公開。トリを飾ったタイキシャトルまで11頭の猛者が充実した馬体を披露した。 08年シーズン以来5年ぶりの展示会開催となった日高SS。当日は厳選した6頭をお披露目した。 同SSが満を持して導入したニューカマーは、11年の米G1ウッドメモリアルSを制したトビーズコーナー。出世レースとされる同レースの勝ち馬からはエンパイアメーカー、タピットなど、のちの大種牡馬が誕生していることから、次世代を担うトップサイアー候補として期待されている。
日高町のダーレー・ジャパンスタリオンコンプレックスで2月18日、種牡馬展示会「ダーレー・スタリオンパレード2013」が開催された。会場には招待された馬主、調教師、生産者など約800名の軽種馬関係者が来訪。雪が舞う中、3頭の新種牡馬を含め全7頭のスタリオンが披露された。 同SCは2006年の開設以来、優秀な種牡馬をリーズナブルな価格で提供することを信条に種牡馬事業を展開。13年シーズンは3シーズンぶりに新種牡馬3頭を導入し、新たなスタートを切った。 パレードの前には恒例のトークショーを行い、JRA元騎手で競馬評論家の細江純子氏と海外競馬評論家の合田直弘氏がJRAの岩田康誠騎手にインタビュー。岩田騎手は同SCで種牡馬生活を送るアドマイヤムーンの現役時代の思い出や産駒の印象、G1ドバイシーマクラシックに出走予定のジェンティルドンナについての抱負を語った。 大型ビジョンでレース映像を流す演出で進行したパレードでは、地方所属馬として4度NAR年度代表馬に輝いたフリオーソ、エイシンフラッシュやワークフォースの父として知られるキングズベスト、ケンタッキーダービー馬で種牡馬としてもすでに優秀な産駒を送り出しているストリートセンスのニューフェイスを後半に紹介。泰然自若とした振る舞いで立派に初舞台を務め上げた。
24日(日)の中山競馬第11Rでヒラボクインパクトが1着となり、同馬に騎乗した北村宏司騎手(32歳、美浦・フリー)は現役では16人目となるJRA通算900勝を達成した。G1は06年ヴィクトリアマイル(ダンスインザムード)の1勝。重賞は前記のG1を含む19勝。 北村宏騎手:昨日の落馬では皆様にご迷惑をおかけしてしまい、申し訳なく思っています。900勝達成は、レース後に言われて気づきました。騎乗機会をいただくのも厳しい環境ですが、そのなかでたくさんいい馬に乗せていただいているおかげだと思っています。これからも頑張りますのでよろしくお願いします。
24日(日)の阪神競馬第1Rで11位に入線したスマートジュメイラが最後の直線コースで急に外側に斜行し、ストロンボリが転倒した事象について、スマートジュメイラに騎乗していた武幸四郎騎手(34歳、栗東・フリー)が騎乗停止となった。期間は3月2日から3月10日まで(JRA開催日4日間)。
24日(日)の阪神競馬第3Rで2位に入線したマノワールが最後の直線コースで十分な間隔がない中で急に外側に斜行したため、キネオウィン、ヴァルティカル、ゴールデンヒーローの進路が狭くなった。このことについて、マノワールに騎乗していた福永祐一騎手(36歳、栗東・フリー)は騎乗停止となった。期間は3月2日から3月10日まで(JRA開催日4日間)。
藤岡佑介騎手(26歳、栗東・フリー)がフランスでレースに騎乗するため24日、海外渡航届を提出した。期間は4月16日から12月31日まで。