6日(土)の福島競馬第5Rでエイティグローリーが決勝線手前で急に外側に逃避し、騎乗していた丸山元気騎手(22歳、美浦・根本厩舎所属)が落馬した。福島市内の病院に搬送、腰椎横突起骨折と診断され、明日4月7日の騎乗は不可能となり、桜花賞を含む6鞍が以下の通り騎手変更となった。なお、桜花賞のアユサンはC.デムーロ騎手(20歳、イタリア)が騎乗する。 【日曜阪神】 1R2番トリガー →浜中俊騎手 2R8番サンデーサプライズ →▲森一馬騎手(53K) 4R15番トップスタート →幸英明騎手 7R11番コウエイキング →浜中俊騎手 9R12番コスモコルデス →川須栄彦騎手 11R(桜花賞)7番アユサン →C.デムーロ騎手
6日(土)の中山競馬第7Rでプリームスが1着となり、同馬に騎乗した戸崎圭太騎手(32歳、美浦・田島俊厩舎所属)は現役では77人目となるJRA通算100勝を達成した。重賞は3勝で、G1は一昨年にリアルインパクトで安田記念を勝っている。 戸崎騎手:100勝の区切りは嬉しいです。たくさんいい馬に乗せてもらい、ファンの声援でここまでこられたので、皆さんに感謝したいです。(地方からの)移籍当初は慣れなかったのですが、美浦トレーニングセンターや競馬場にも慣れてきて、しっかり騎乗できるようになってきたと思います。今後は重賞でもいい結果を出していきたいので、応援よろしくお願いします。
6日(土)の福島競馬第5Rでエイティグローリーが決勝線手前で急に外側に逃避し、騎乗していた丸山元気騎手(22歳、美浦・根本厩舎所属)が落馬、負傷した。このため明日、阪神競馬場で行われる桜花賞で騎乗予定だったアユサン(牝3歳、美浦・手塚厩舎)はC.デムーロ騎手(20歳、イタリア)に変更となった。
中山グランドJに向けて調整されていたスプリングゲント(牡13歳、栗東・野村厩舎)が左第3中手骨遠位剥離骨折を発症していることが判明した。3カ月の休養を要する見込み。09年の中山グランドJの優勝馬。昨年暮れの中山大障害で4着に入線していた。
10年京都ジャンプS、小倉サマージャンプ(J・GV)を制したランヘランバ(牡10歳、栗東・藤沢則厩舎)は、4月4日付で競走馬登録を抹消された。今後は東京農業大学で乗馬となる予定。通算成績は51戦10勝。
ドバイ国際諸競走に出走した日本馬5頭(ケイアイレオーネ、ジェンティルドンナ、タイセイレジェンド、トレイルブレイザー、ファリダット)が4月5日12時34分に関西国際空港に到着した(EK9891便)。5頭は輸入検疫のため、三木ホースランドパークに入厩した。
4月28日に京都競馬場で行われる天皇賞(春)(G1、芝3200m)に選出されたレッドカドー(セン7歳、英国・E.ダンロップ厩舎)が来日することとなった。日程は4月12日(金)12時40分関西国際空港着(エミレーツ航空・EK9891便)。その後、三木ホースランドパークへ移動。輸入検疫終了後、4月18日(木)に京都競馬場へ移動予定。なお、その他の選出馬は出走を辞退する。
境直師(栗東)通算400勝あと2勝。福島信師(栗東)通算300勝あと2勝。谷原師(美浦)、石毛師(美浦)通算200勝あと2勝。
3月24日の高松宮記念(G1、中京、芝1200m)で2着だったドリームバレンチノ(牡6歳、栗東・加用厩舎)は放牧には出さず、プール調教を取り入れながら心肺機能の強化を図り、6月16日の函館スプリントSに向けて調整される予定。
種牡馬としてアロースタッドで繋養されていたブライアンズタイムが4日(木)午前11時50分頃、放牧地内で右後大腿骨骨折を発症したため死亡した。28歳だった。94年に皐月賞、日本ダービー、菊花賞のクラシック三冠を制したナリタブライアンほか、マヤノトップガン、ファレノプシス、タニノギムレットら16頭のG1馬を送った。 (有)アロースタッド代表取締役・藤原悟郎氏:ノーザンテーストは28歳まで種付けをしていましたが、ブライアンズタイムも同じ年まで頑張ってくれていましたので大変残念です。これまで日高のために頑張ってくれたので、とても感謝しています。
10年のきさらぎ賞に優勝したネオヴァンドーム(牡6歳、栗東・藤原英厩舎)が4月4日付で競走馬登録を抹消された。種牡馬となる予定だが、繋養先は未定。通算成績は25戦4勝。
ミルコ・デムーロ騎手(34歳、イタリア)とクリスチャン・デムーロ騎手(20歳、イタリア)が3日、JRAの短期免許を取得した。詳細は以下の通り。 ○ミルコ・デムーロ騎手 【期間】 4月6日〜5月5日 【身元引受調教師】 大久保龍志調教師 【身元引受馬主】 吉田照哉氏 ○クリスチャン・デムーロ騎手 【期間】 4月6日〜6月3日 【身元引受調教師】 角居勝彦調教師 【身元引受馬主】 吉田千津氏
30日(日本時間31日)にUAE・メイダン競馬場で行われたドバイシーマクラシックで、日本から出走したジェンティルドンナ(牝4歳、栗東・石坂厩舎)は勝ち馬(セントニコラスアビー)から2馬身1/4半馬身差の2着、トレイルブレイザー(牡6歳、栗東・池江厩舎)は11着だった。また、ドバイゴールデンシャヒーンに出走したタイセイレジェンド(牡6歳、美浦・矢作厩舎)は12着、UAEダービーに出走したケイアイレオーネ(牡3歳、栗東・西浦厩舎)は10着だった。 写真 平松さとし 写真 平松さとし
中国地方唯一の地方競馬としてファンに親しまれてきた広島県の福山競馬が3月24日、今年度の全日程(22開催96日間)を終了し、63年に及ぶ長い歴史に幕を下ろした。 福山競馬は1949年に開設。“アラブのメッカ”として名を馳せ、ローゼンホーマ、アサリュウセンプー、スイグンといったアラブの名馬を輩出してきた。 最盛期の91年には約345億円の売り上げを記録したがその後は減少し、99年度には単年度赤字に転落。近年は2011年度を除いて赤字が続き、累積赤字は約19億円に上っていた。 福山市は昨年11月に事業継続の絶対条件である「実質単年度収支の確保は困難」と判断。今年度の開催を最後に廃止を表明していた。 地方競馬の廃止は一昨年の荒尾競馬に続くもの。現在残る地方競馬は、ばんえい十勝、北海道、岩手、金沢、浦和、船橋、大井、川崎、名古屋、笠松、兵庫、高知、佐賀の13カ所になった。「地方競馬がくしゃみをすると馬産地は肺炎をおこす」といわれるほど地方競馬の衰退は馬産地に甚大な影響を与えるだけに、軽種馬関係者は「これ以上地方競馬の廃止は勘弁してほしい」と悲痛な叫びを上げている。
全道のホッカイドウ競馬場外発売所と門別競馬場の計16カ所において3月23日、JRA勝馬投票券の発売が始まった。 馬券発売は地方競馬共同トータリゼータシステムを利用したもので、昨年10月に始まった「地方競馬IPAT」に続く連携協調の一環。道内では移転準備中の浦河を除く各「Aiba(アイバ)」と旭川レーシングセンター、ハロンズ岩見沢、門別競馬場が「J−PLACE(ジェイプレイス)」の名称に変わり、JRAのレースを一斉に扱い始めた。 発売初日のJ−PLACE旭川、J−PLACE苫小牧では、『競馬ブック』や『研究ニュース』といった競馬専門紙が当たる抽選会を実施。北海道の空の玄関口に近いJ−PLACE千歳や、3月18日に移転リニューアルしたばかりのJ−PLACE静内などにも大勢のファンが集まり賑わいを見せた。 千歳市内の会社員は「これまでは電車や車で札幌まで行っていたので便利になりましたね。周囲の飲食店や商店にも活気が戻ってくれたら」と地域振興にも期待。60代の男性は「ばんえいや地方競馬のほかに買えるレースが増えたのは嬉しいね」と笑顔を見せていた。 全16カ所のJ−PLACEにおける23日、24日のJRA発売総額は、計画比100.5%の1億1341万8200円。手探りの中でのスタートだったが、計画額をクリアした。 HRA北海道軽種馬振興公社は道内J−PLACEでのJRA馬券発売額を年間59億円と計画。幸先の良い船出にHRAでは「今までの客層とは違い、新規ファンと見られる若い方や家族連れの姿が目立ちましたね。今後も場外発売所のPRやJ−PLACEの認知度向上に努めて、より来場しやすい環境づくりに着手し、さらなる売上確保に励みたいですね」と意欲を見せていた。 なお、道外のJ−PLACEでは、TCKの大井競馬場とオフトひたちなか、高知県の高知競馬場とパルス宿毛が4月7日から、それぞれJRAの発売を開始する。
JBBA日本軽種馬協会とJAIRSジャパン・スタッドブック・インターナショナルはこのほど、『2012 軽種馬統計』を発刊した。 本書はJBBAとJAIRSのデータをまとめたもの。軽種馬を種付→生産→登録→競走、そして再び生産(繁殖)と世代別に、ライフステージごとにその実態をとらえた国内唯一の統計資料となる。 書中には生産頭数、種付種雌馬頭数、登録頭数、輸入馬・輸出馬の状況、国内で開催されたすべてのセリ成績、全国の牧場数などを掲載。軽種馬生産界の今を知る上で欠かせない資料となっている。 定価は3000円(税込、送料無料)。JBBAの公式ウェブサイト(http://jbba.jp)から購入できる。
2008年の皐月賞馬で、昨シーズンから安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬生活を送っているキャプテントゥーレ(牡8歳、父アグネスタキオン)の初仔がこのほど、日高町の前川ファームで報道陣に公開された。 その注目の初仔は1月27日に生まれた鹿毛の牡馬。母は昨年のジェイエス繁殖馬セールにおいて売買されたヴィエールソンリ(牝15歳、父クリプトクリアランス)で、半兄にロジメジャー(G2スプリングS3着)、おじにアルカセット(G1ジャパンC)がいる一族となる。 同ファームの前川泰浩代表は「後肢の張りやつぶらな瞳は父の特徴が良く出ていると思います。とても温和な性格をしているので、このまま順調に育ってほしいですね」と満足顔。はつらつと駆ける姿に目を細めていた。 キャプテントゥーレの競走成績は20戦5勝。08年のG1皐月賞で父仔制覇を成し遂げたほか、07年のG2デイリー杯2歳S、09年、10年のG3朝日チャレンジC連覇など芝中距離重賞戦線で上位争いを繰り広げた。 供用初年度の種付頭数は89頭。母、祖母、曽祖母、半姉、近親に重賞ウイナーがズラリといる母系を持つアグネスタキオンの後継として期待されている。
JRHA日本競走馬協会はこのほど、7月8日、9日に苫小牧市のノーザンホースパーク特設会場で開催する「セレクトセール2013」の上場馬申し込み受付を開始した。 同セールは世界有数のサラブレッドセール。開かれた市場の確立とサラブレッド流通の活性化を図ることを目的に1998年から開催されている。セール取引馬からはキングカメハメハ、ディープインパクト、ディープブリランテと3頭のダービー馬を含め、31頭のG1勝ち馬が輩出。国内外のホースマンから大きな注目を集めている。 上場頭数は8日の1歳セッションが240頭、9日の当歳セッションが200頭を予定。上場申し込み締切日は1歳が4月11日、当歳が4月22日となっており、5月16日開催予定の家畜市場上場選定委員会において上場馬が決定される。 本年度の変更点は3つ。@特別上場馬制度の導入(セールの更なる活性化を目的に、通常の申込締切後においても家畜市場上場選定委員会が特別に上場を認めた優良馬を対象に各日、最終上場馬のせり終了後に実施)、Aウォーキング(常歩)動画掲載料を引き下げ(1万500円→8400円)、B当歳馬の保険料引き下げ(売買代金の2.3%→売買代金の2.0%)。以上が前年から変更となった。 セールに
ホッカイドウ競馬を運営するHRA北海道軽種馬振興公社は3月22日、日高町の門別とねっこ館会議室において、「2012年度第2回臨時総会」を開催し、13年度の事業計画と収支予算案、組織体制を承認した。 総会には、日高町長でもある三輪茂HRA理事長ほか、理事、職員など約30名が出席。三輪理事長は「今年の冬は天候不順で走路を使用できない日もありましたが、屋内調教用坂路により順調に調教が進んでいると聞いております。4月24日の開幕から質の高いレースを提供していきたいと思います。また、明日3月23日から待望のJRA馬券発売も始まり、更なる収益確保が期待されるところです」と挨拶した。 HRAは公益法人制度改革に伴い、4月1日に社団法人から一般社団法人へ移行。引き続き、軽種馬振興事業、ホッカイドウ競馬実施事業を行っていく。 13年度の同競馬は4月24日から11月14日まで、15開催80日間の全日程をグランシャリオナイターとして開催。発売計画額は127億6000万円とした。 既存場外の整備ではJRA発売に対応するため、3月にAiba静内の移転リニューアル、Aiba札幌駅前の有料席を直営化したほか、5月にはAiba浦河を現在の「浦河ショッピングセンターMio」2階から同1階の店舗跡地への移転リニューアルを予定。敷地面積も約119平方メートルから528平方メートルに拡大される。 井村勝昭HRA専務理事は「JRA、笠松、名古屋、金沢の売り上げが苦戦しているのに加え、馬券配当への課税問題もあり、競馬を取り巻く環境は容易ではないと感じておりますが、即PATやJRA発売など、インフラ整備は90%ほど整いました。一般社団法人への移行をひとつの契機と捉えて心を入れ替え、役職員一丸となって収支均衡に取り組んでいきたい」と決意を新たにしていた。
馬産地に春の訪れを告げる、ホッカイドウ競馬の今年最初となる「競走能力・発走調教検査」(能検)が3月21日、日高町の門別競馬場でスタートした。 能検は競走馬のレベルを一定に保つために行われる模擬レース。ゲート入りやゲート内での駐立、発走状態、800mを制限タイム(2歳は58秒)以内で走破できるかを審査し、合格すれば競走馬としてデビューできる資格が得られる。 能検初日は56頭が受検。すべて2歳馬で、昨年から供用を開始した屋内調教用坂路施設をメインに調教された、いわば“坂路1期生”となる。 強い風と時折雪が舞い散る中、11レースに分けて行われた能検では54頭が合格。競走馬としての第一歩を踏み出した。 この日の一番時計はスマートボーイ産駒のイエスアイキャン(牝2歳、角川秀樹厩舎)で50秒1。力強いフットワークで順調な仕上がりをアピールした。 注目の2歳新種牡馬では、エムオーウイナー、スクリーンヒーロー、スリーロールス、セイントアレックス、ヨハネスブルグの産駒が出走。エムオーウイナー産駒エムオーモンスターの走りを見届けにきた大浅貢オーナーは「エムオーウイナーには毎年、自己繁殖を2頭ほど種付けしています。父のスピードが産駒に伝われば楽しめそうですね」と成長した愛馬の姿に目を細めていた。 3月15日現在、同競馬場には2歳543頭(前年比+22頭)、3歳76頭(同−35頭)、4歳以上179頭(同−9頭)の計798頭(同−22頭)が在厩。今冬は積雪量が多く低温が続いたが、98.9%の在厩馬が屋内坂路を利用しているため、調教は例年より順調に進められているという。 能検は3月28日、4月4日、11日、18日にも実施され、24日に開幕を迎える。
3月31日の中山競馬第6Rでカフェリュウジンが1着となり、同馬に騎乗した松岡正海騎手(28歳、美浦・フリー)が、03年3月1日の初騎乗以来、6846戦目でJRA通算600勝を達成した。中央競馬史上65人目、現役では27人目。重賞は、コイウタでの07年ヴィクトリアマイル、マイネルキッツでの09年天皇賞(春)のG1/Jpn1・2勝を含む23勝。 松岡騎手:(100、200、300、500勝に続いて600勝も中山競馬場で達成したことについて)中山競馬場と縁がありますね。昨日決めたかったのですが、今日勝てて良かったです。怪我が多く、順調ではなかったので、ようやく600勝と感じています。これからは怪我がないように1000勝、2000勝と目指して頑張ります。デビューから10年経ち、ようやく競馬や調教の面白さが分かってきましたので、今後はもっといいレースをしたいと考えています。
3月31日の中山競馬第2Rでサウスマキシム(牡3歳)が1着となり、同馬を管理する高橋祥泰調教師(61歳、美浦)が、83年10月9日の管理馬初出走以来5574戦目でJRA通算500勝を達成した。現役では24人目。重賞は、96年のG1・NHKマイルC(タイキフォーチュン)を含む9勝。 高橋祥師:達成できて嬉しいです。周りの方々も気にかけてくれていたので、何とかしたいという気持ちでした。馬主をはじめ、関係者の方々に感謝しています。一頭一頭、一戦一戦大切にし、これからも精進していきたいと思いますので、今後も応援よろしくお願いします。
平沢健治騎手(31歳、フリー)は、4月1日付で美浦から栗東へ所属を変更する。