07年のスプリングS(Jpn2)の勝ち馬フライングアップル(セン9歳、美浦・藤沢和厩舎)は20日(土)付で競走馬登録を抹消された。今後は東京都八王子市の八王子乗馬倶楽部にて乗馬となる予定。通算成績は42戦3勝。
4月20日の京都競馬第11Rでセイルラージ(牡6歳)が1着となり、同馬を管理する藤原英昭調教師(47歳、栗東)が01年3月の管理馬初出走以来2718戦目でJRA通算400勝を達成した。現役では48人目。重賞は30勝で、G1は10年の日本ダービー(エイシンフラッシュ)を含む4勝。 藤原英師:400回勝ったということは、オーナーやファンの方々が400回喜んでくれたということで、それが仕事のやりがいとなっていますし、笑顔を思い浮かべると自分自身も嬉しいです。これからは500勝、600勝も目標ですが、それ以上に500回、600回と人を喜ばすことができるよう、ひとつひとつ積み上げていきたいと思います。
20日(土)の福島競馬第11R福島牝馬S(G3)で2位に入線したマイネイサベルに騎乗した松岡正海騎手(28歳、美浦・フリー)は最後の直線で外側に斜行したことについて騎乗停止処分を受けた。期間は4月27日から5月12日までJRA開催日6日間を含む16日間。
20日(土)の京都競馬第11Rでセイルラージが1着となり、同馬に騎乗した岩田康誠騎手(39歳、栗東・フリー)は現役では11人目となるJRA通算1000勝を達成した。重賞は57勝で、G1は昨年、ジェンティルドンナで制した桜花賞、秋華賞、ジャパンカップや、ディープブリランテで制した日本ダービーなど19勝。 岩田騎手:1000勝はひとつの大きな目標であり、一生懸命頑張ってきた結果だと思います。この記録は自分一人で達成したものではなく、馬主をはじめ関係者の方々のおかげです。京都競馬場は初めてJRAで騎乗した縁のある競馬場なので、ここで達成できたことはとても嬉しいですし、浜中騎手と岡田騎手がお祝いに駆けつけてくれて、感無量です。今後はひとつひとつのレースを大切に乗って、記録よりファンの皆さんの記憶に残るレースができればいいなと思っています。毎年の目標は全国リーディングを取ることなので、一頭一頭気持ちをこめて大切に乗りたいと思います。
エイシンフラッシュ(牡6、栗東・藤原英厩舎)が香港国際空港を経由し、4月20日0時20分にシャティン競馬場に到着した。なお、同馬は4月28日に行われるクイーン・エリザベス2世カップ(G1、芝2000m)に出走する予定。
藤原英師(栗東)通算400勝あと1勝。境直師(栗東)通算400勝あと2勝。杉浦師(美浦)通算300勝あと1勝。福島信師(栗東)通算300勝あと2勝。谷原師(美浦)、石毛師(美浦)通算200勝あと2勝。
5月19日にシンガポールのクランジ競馬場で行われるシンガポール航空国際カップ(G1、芝2000m)にカポーティスター(牡4歳、栗東・矢作厩舎)が選出され、関係者が招待を受諾した。
5月19日にシンガポールのクランジ競馬場で行われるシンガポール航空国際カップ(G1、芝2000m)の招待を受諾していたオーシャンブルー(牡5歳、栗東・池江寿厩舎)が辞退することを表明した。
フランスに遠征中の池添謙一騎手(33歳、栗東・フリー)は17日にシャンティイ競馬場で一般レースに騎乗し、8着(10頭立て)だった。
中村将之騎手(26歳、栗東・フリー)が18日、フランスで騎乗するため海外渡航届を提出した。期間は4月21日から7月19日まで。
今年の京成杯(G3)の勝ち馬で、14日の皐月賞で12着だったフェイムゲーム(牡3歳、美浦・宗像厩舎)が左トウ骨遠位端骨折を発症していることが判明した。今後、6カ月程度の休養を要する見込み。
今年の弥生賞(G2)の勝ち馬で、4月14日の皐月賞で4着だったカミノタサハラ(牡3歳、美浦・国枝厩舎)が、左前浅屈腱炎を発症したことが判明した。
4月13日のT.J.スミスS(G1、芝1200m、豪ランドウィック競馬場)に優勝し、自身の持つオセアニア連勝記録を25に伸ばしていたブラックキャビア(牝6歳)の引退が発表された。15を数えたG1勝利は豪州でグループ制が導入されてからの最多勝記録。
2011年のTCK女王盃での11着以降、戦列を離れていたヤマトマリオン(牝10歳、栗東・安達厩舎)が、4月23日付で競走馬登録を抹消される。今後は、北海道沙流郡日高町の坂東牧場で繁殖馬となる予定。通算成績は36戦6勝(うち地方17戦2勝)、重賞は06年フローラS(G2)、08年東海S(G2)、08年クイーン賞(船橋・Jpn3)、09年TCK女王盃(大井・Jpn3)の4勝。
池添謙一騎手(33歳、栗東・フリー)は4月15日(月)にメゾンラフィット競馬場で一般レース(芝1200m)に騎乗し、着外(16頭立て)だった。
10年中山グランドジャンプ(J・G1)に勝利したメルシーモンサン(牡8歳、栗東・武宏厩舎)が4月17日付で競走馬登録を抹消された。今後は滋賀県東近江市の忍者ホースクラブで乗馬となる予定。通算成績は25戦2勝。
1983年の宝塚記念優勝馬ハギノカムイオー(牡、父テスコボーイ)が4月10日午前8時10分、繋養されていた新ひだか町の本桐牧場で老衰のため死亡した。34歳だった。 同馬は80年の桜花賞、エリザベス女王杯を制して最優秀4歳(現3歳)牝馬に輝いたハギノトップレディの半弟。79年の10月当歳市場に上場されると、当時の国内セリ史上最高価格となる1億8500万円で取り引きされた。 82年1月の新馬戦でデビュー勝ちを収めると、無傷の3連勝でスプリングSを制覇。秋には神戸新聞杯、京都新聞杯を制した。古馬になるとスワンSに勝ち、宝塚記念はレコードタイムで優勝。高松宮杯では母イットー、半姉ハギノトップレディに続く制覇を果たした。 通算14戦8勝の成績を残し、84年に三石町(現新ひだか町)の中村畜産で種牡馬入り。種牡馬としてはカムイフジ(G3ラジオたんぱ賞2着)、ハギノスイセイ(G3京王杯オータムH2着)などを、母の父としてはテイエムオオアラシ(G3福島記念)、シンカイウン(G3朝日チャレンジC)らを送り出した。 本桐牧場では98年から供用。2002年シーズンを最後に種牡馬を引退してからは引退名馬繋養展示事業の助成を受け、功労馬として余生を送っていた。34歳は同事業助成対象馬では最高齢だった。 同牧場では「昨日までは元気に放牧もし大好きなリンゴも食べておりましたが今朝、起立困難になり、午前8時10分に静かに息を引き取りました。大きな病気もせず人間の年齢で例えると100歳を優に超える長寿馬は『シンザン超え』(35歳3カ月)は実現できませんでしたが、一日一日を大事に過ごすハギノカムイオーには希望と元気を頂きました。今日まで道内外から沢山の方に訪問して頂きまして感謝を申し上げます」と冥福を祈っていた。
馬産地の種牡馬所有者らで組織するJBCジャパンブリーダーズカップ協会はこのほど、2013年度の「HIT(ヒット)スタリオンシリーズ」のラインナップを発表した。 「HITスタリオンシリーズ」は優勝馬主に副賞として人気種牡馬の種付権利株がJBC協会から贈呈されるもの。ホッカイドウ競馬で実施されている「スタリオンシリーズ競走」を模している。 一昨年から岩手、金沢、笠松、名古屋でスタートし、昨年から兵庫も加わり5主催者で開催。「HIT」は北陸・兵庫の“H”、岩手の“I”、東海の“T”の頭文字に由来している。レースは広域相互発売されるため、売り上げ拡大に貢献。岩手では最大で前年対比167.8%を記録するなど、各主催者ともに大きな成果を上げることができたという。 今年度は岩手5R、金沢6R、笠松6R、名古屋5R、兵庫5Rの計27レースを実施。新種牡馬ではアーネストリー、トビーズコーナー、トランセンド、フリオーソが提供種牡馬となった。 5つの主催者は「昨年度以上に5県での広域相互発売の連携強化を図り、交流競走も充実させるとともにファンサービスにも取り組み、魅力ある『HITスタリオンシリーズ』をファンに提供していきます」と意気込んでいる。
新ひだか町の北海道市場会議室で3月22日、HBA日高軽種馬農協北海道市場事業部主催による「オンラインレポジトリー撮影説明会」が開催された。 レポジトリーとは、セリ上場馬の上気道内視鏡像や四肢X線写真など、獣医学検査資料の保管・管理閲覧室。国内外の1歳市場では馬体や動き、血統などとともに購買の判断材料のひとつとなっており、セリ主催者にとってはセリ市場の信頼や安心感を高められること、上場者と購買者の双方が納得して購買できることなど、セリの透明性を高める存在として欠かせないものとなっている。 近年は登録すればインターネット上でレポジトリーを事前に見ることができる市場も増えていることから、説明会ではオンラインレポジトリーを作成するに当たってのソフトウェアの使用方法などを、HBA北海道市場事業部の小島謙治氏が紹介。続いて、HBAエクワインメディカルセンターの前田昌也獣医師がレポジトリー開示資料を撮影する上での注意点や提出方法などについて説明した。 説明会には日高で活躍する開業獣医師や牧場のレポジトリー担当者など約40名が出席。渡された資料やスクリーンに映されたスライドを見ながら、熱心にメモを取っていた。 小島氏は「今年の北海道市場からレポジトリーの取り扱いが変更になったこともあり、改めて説明会を開きました。レポジトリーは主催者、販売者、購買者全員にメリットがあるので、これからも相互理解を進めていきたい」と話していた。
JBBA日本軽種馬協会はこのほど、DVD『馬学講座ホースアカデミー』を作成し、関係団体・教育機関などへ配布した。 DVDはNAR地方競馬全国協会が実施する競走馬生産振興事業の2012年度軽種馬経営高度化指導研修事業(軽種馬経営技術指導者養成・技術普及)の一環。JRA日高育成牧場の研究成果をもとに軽種馬生産育成関係者向けの研修講座として、グリーンチャンネル「馬学講座ホースアカデミー」で放映したものがまとめられている。 2枚組のDVDには8講座を収録。JBBAでは「軽種馬の飼養管理に役立ててほしい」としている。
新ひだか町のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場で3月29日、「2013年(第35期)生産育成技術者研修」の開講式が開かれ、大きな目標を持った12名がホースマンへの第一歩を踏み出した。 同研修は世界に通用する強い馬づくりを担う生産育成技術者を養成するため1990年に開講。研修期間は1年で、馬学、栄養学、基本馬術、馴致など、軽種馬の生産育成に関する基礎知識や騎乗技術を学んでいく。これまでに送り出した381名の研修生は、強い馬づくりの担い手として高い評価を得ている。 第35期生は36名の応募者から厳しい面接試験などを経て合格した18歳から28歳までの12名(うち女性2名)。北海道のほか、東北、関東、関西、九州と全国から集まった。 開講式では研修生12名を紹介した後、中西信吾場長が入講を許可。河野洋平会長からは「研修中は健康に留意し、ホースマンとしての研鑽に努め、1年後には一人も落伍者を出すことなく全員が晴れやかな笑顔で修了式を迎えられることを願っています」というメッセージが届けられた。 最後に研修生を代表して埼玉県出身の田畑慎平さんが「我々35期生は生産育成技術者研修生としての自覚を持ち、周囲の関係者への感謝の気持ちを忘れず、チームワークを発揮して研修に取り組んでいきます」と胸を張って宣誓。出席した日高振興局の小笠原久美子副局長、新ひだか町の酒井芳秀町長らの来賓や家族、教官たちを前に決意を新たにした。
浦河町のJRA日高育成牧場で4月9日、「JRA育成馬展示会」が開かれ、たくましく成長した60頭の若駒が披露された。 この展示会は、4月23日に中山競馬場で開催されるJRAブリーズアップセールを前に、生産者をはじめとした軽種馬関係者にお披露目する“馬の卒業式”。2003年からはオープンデーとして一般ファンにも開放されており、この日は約200名が集まった。 展示されたのは同牧場生産馬8頭(牡3頭、牝5頭)と昨年の1歳市場でJRAが購買し、同牧場で育成調教した52頭(牡29頭、牝23頭)の計60頭(牡32頭、牝28頭)。60頭はJRA育成馬として「強い馬づくりのための生産育成研究」を目的にトレーニングを積んできた。 展示会に先立ち山野辺啓場長は、昼夜放牧や屋内坂路馬場での乗り込みによる基礎体力の充実、インターバル調教によるスピード強化、縦列や併走といった集団調教による騎乗者の指示に従うことができる馬づくりを説明。「これからも生産者と一緒になって、生産育成に関わる様々な課題の解決に向けて努力していきたい」と挨拶した。 5班に分かれて行われた比較展示では、来場した馬主や調教師らが各馬の仕上がり具合や馬格、歩様などを熱心にチェック。久しぶりに愛馬と対面した生産者は「想像以上に成長していてビックリした。夢が膨らみますね」と今後の活躍を楽しみにしている様子だった。 展示後はダート1600mトラック馬場で騎乗供覧。47頭が併せ馬や単走で華麗なギャロップを披露し、順調な仕上がりをアピールした。 23日のJRAブリーズアップセールでは、同牧場とJRA宮崎育成牧場のJRA育成馬から82頭が上場予定。この日展示された育成馬は15日に出発し、16日に中山競馬場へ入厩する。 昨年の同セールでは上場馬74頭全頭を売却し、売却総額は7億2865万8000円を記録。うち72頭がJRAに登録され、8日現在で65頭が出走し、サウンドリアーナ(G3ファンタジーS)を筆頭に11頭で13勝を挙げている。
14日(日)の福島競馬第8Rで4位に入線したアイヴィーリーグに騎乗した藤岡康太騎手(24歳、栗東・フリー)は最後の直線で急に内側に斜行したことについて騎乗停止処分を受けた。期間は4月20日から28日までJRA開催日4日間を含む9日間。