4月28日に香港のシャティン競馬場で行われたクイーンエリザベス2世C(G1、芝2000m)に日本からエイシンフラッシュ(牡6歳、栗東・藤原英厩舎)が出走し、3着だった。 エイシンフラッシュはマズマズのスタートを切るが、スッと下げ、1角では最後方に。道中もその位置でジッと脚をタメ、直線勝負に賭ける。4角では外を回らず、馬群の中に入る感じで直線へ。少し追いづらい場面があったが、残り300m付近で内に進路を切り替えてからは素晴らしい伸び。ただ、外から来た馬たちの勢いが勝っており、及ばなかった。 勝ったのは香港のミリタリーアタック(セン5歳)。勝ち時計は2分02秒15。
27日(土)の福島競馬第3Rでダルメシアンが発走直後に躓き、丸田恭介騎手(26歳、美浦・宗像厩舎所属)が落馬、負傷した。左第7、8、9、10肋骨骨折、左第2、3腰椎横突起骨折と診断され、明日28日の騎乗は不可能となり、8鞍が以下の通り騎手変更となった。 【日曜福島】 2R13番サイモンパルフェ →宮崎北斗騎手 3R4番シークレットゾーン →松田大作騎手 6R3番マースストロング →古川吉洋騎手 7R8番エーシンデューク →中舘英二騎手 8R2番モエレフルール →大野拓弥騎手 9R6番インダクティ →木幡初広騎手 11R16番ヘニーハウンド →的場勇人騎手 12R1番マツリダジャパン →黛弘人騎手
27日(土)の京都競馬第2Rで11着に入線したジューンメイに騎乗した国分恭介騎手(22歳、栗東・フリー)は4コーナーで急に外側に斜行し、シゲルワシザが躓いて騎手が落馬したことについて、騎乗停止処分を受けた。期間は5月4日から12日までの9日間。なお、失格の新ルール〔極めて悪質で他の騎手や馬に対する危険な行為によって、競走に重大な支障を生じさせたと裁決委員が判断した場合、加害馬を失格とする〕には該当しないため、ジューンメイは失格とはならなかった。
4月27日の東京競馬第8Rでマルブツビアンが1着となり、同馬を管理する杉浦宏昭調教師(52歳、美浦)が96年3月の管理馬初出走から4243戦目でJRA通算300勝を達成した。現役では72人目。重賞は12勝で、G1は10年の安田記念(ショウワモダン)、02年のNHKマイルC(テレグノシス)の2勝。 杉浦師:300勝は、関係者の皆様と一緒に力を合わせた結果だと思います。馬主さんに楽しんでいただけるような競馬ができるようにこれからも頑張りますので、応援お願いします。
27日(土)の福島競馬第2Rで、ダンツカナリーが1着となり、同馬に騎乗した伴啓太騎手(19歳、美浦・伊藤伸厩舎所属)がJRA初勝利を挙げた。28戦目。 伴騎手:1番人気は分かっていましたが、先生から落ち着いて行けと言われていましたので、意識しないよう心掛けていました。スタートがいい馬なので、レース中はたてがみに掴まっているだけと思っていました。直線では気合を入れ直し、後は何とか頑張ってくれと思っていました。正直勝てる馬だと思っていたので、勝てて良かったとホッとしています。関西の同期が既に初勝利を挙げているので、追いつけて良かったです。ようやく1つ勝つことができたので、これからもっと勝ち星を挙げて、同期に負けないように、新人賞目指して頑張りたいです。
柴山騎手(美浦)通算300勝あと5勝。川須騎手(栗東)、柴田大騎手(美浦)、藤岡康騎手(栗東)通算200勝あと3勝。松山騎手(栗東)通算200勝あと5勝。酒井学騎手(栗東)通算200勝あと7勝。
境直師(栗東)通算400勝あと2勝。杉浦師(美浦)通算300勝あと1勝。福島信師(栗東)通算300勝あと2勝。谷原師(美浦)通算200勝あと1勝。石毛師(美浦)通算200勝あと2勝。
3月31日のダービー卿CTで3着だったダイワファルコン(牡6歳、美浦・上原厩舎)は、少しレース間隔を開けて6月1日の鳴尾記念(G3、阪神、芝2000m)に向かう予定。
昨年の安田記念(G1)を制したストロングリターン(牡7歳、美浦・堀厩舎)が左第一趾節種子骨々折を発症していることが判明した。今後、6カ月以上の休養を要する見込み。
09年の札幌記念(G2)などを制したヤマニンキングリー(牡8、栗東・河内厩舎)が4月26日付で競走馬登録を抹消される。今後は地方競馬に移籍する予定だが、移籍先は未定。通算成績は37戦7勝(うち地方1戦0勝、海外1戦0勝)。重賞は上記の他に08年中日新聞杯(Jpn3)、11年シリウスS(G3)の計3勝。
香港のシャティン競馬場で4月28日に行われるクイーンエリザベス2世カップ(G1、芝2000m)の枠順が決まった。日本から遠征したエイシンフラッシュ(牡6、栗東・藤原英厩舎)はM.デムーロ騎手を背に13番ゲート(ゼッケン番号は3)からのスタート。レースは14頭立てで、地元の2季連続年度代表馬アンビシャスドラゴン、G1ドバイデューティフリーまで重賞4連勝中の牝馬サッジャーなど豪華なメンバーが揃った。昨年のこのレースは日本のルーラーシップ(引退、牡5歳=当時)が制している。 レースの模様はグリーンチャンネルの「2013香港クイーンエリザベス2世カップ中継」(17:00〜18:00、スクランブル)で生中継される。 ●クイーンエリザベス2世カップ(G1) 4月28日(日) シャティン競馬場 芝2000m 3歳以上 16:35(日本時間17:35)発走 賞金総額:1400万香港ドル 1着賞金:798万香港ドル ゲート番 馬番 馬 名 アルファベット( )内は生産国 ………… 性齢 重量 調教師/騎手 1 (2) カリフォルニアメモリー California Memory(USA) ………… セン7 57 A.クルーズ(港)/チャドウィック 2 (11) クラッカージャック Crackerjack(FR) ………… セン4 57 D.クルーズ(港)/スボリッチ 3 (4) ミリタリーアタック Military Attack(IRE) ………… セン5 57 ムーア(港)/ベリー 4 (9) アキードモフィード Akeed Mofeed(GB) ………… 牡4 57 ギブソン(港)/ホワイト 5 (6) イリアン Irian(GER) ………… セン7 57 ムーア(港)/ドゥルーズ 6 (1) アンビシャスドラゴン Ambitious Dragon(NZ) ………… セン6 57 ミラード(港)/パートン 7 (12) ラスオブファイア Wrath of Fire(NZ) ………… セン5 57 D.クルーズ(港)/アングランド 8 (13) サッジャー Sajjhaa(GB) ………… 牝6 55.5 サイード・ビン・スルール(首)/デ・ソウザ 9 (5) サムザップ Thumbs Up(NZ) ………… セン8 57 ファウンズ(港)/プレブル 10 (14) イググ Igugu(AUS) ………… 牝5 55.5 デコック(南)/デルペシュ 11 (10) アシュキル Ashkiyr(FR) ………… 牡4 57 ムーア(港)/マーウィング 12 (7) トレジャービーチ Treasure Beach(GB) ………… 牡5 57 デコック(南)/C.オドノヒュー 13 (3) エイシンフラッシュ Eishin Flash(JPN) ………… 牡6 57 藤原英昭(日)/M.デムーロ 14 (8) ザイダン Zaidan(USA) ………… セン5 57 クルーズ(港)/フーリー
10年のニュージーランドトロフィー(G2)を制したサンライズプリンス(牡6歳、栗東・音無厩舎)が4月25日付で競走馬登録を抹消される。今後は滋賀県甲賀市信楽町の吉澤ステーブルWESTで乗馬となる予定。通算成績は9戦3勝。
96年オークス、97年秋の天皇賞を制し、現役引退後、ノーザンファームで繁殖牝馬として供用されていたエアグルーヴ(牝20歳)が4月23日午後11時、北海道勇払郡安平町のノーザンファーム早来牧場で病気(出産後の内出血)のため、死亡した。 ノーザンファーム・吉田勝己氏のコメント:ここ2年間は産駒に恵まれなかったのですが、昨晩(23日)8時にキングカメハメハの素晴らしい牡駒を出産いたしました。そして母子ともに元気な姿を確認して間もなくの訃報に声も出ませんでした。現役時の活躍をはじめ繁殖牝馬として、まさに当牧場で一番の実績を挙げた名馬で、まさにノーザンファームの歴史の中心にいた馬でした。改めましてこれまでファンの皆様からいただきました数々のご声援に、牧場を代表し心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
ミルコ・デムーロ騎手(34歳・イタリア)が24日、香港でクイーン・エリザベス2世カップに騎乗するため、海外渡航届を提出した。期間は4月27日から29日。
JRAは22日(月)、2013年度の顕彰馬について、選出馬はなしと発表した。顕彰馬選定記者投票の結果、選定基準である投票者数(184人)の4分の3以上(138票以上)の票を得た馬がいなかったため。最も多い得票数を得たのはエルコンドルパサーの119票だった。
新ひだか町のアロースタッドに繋養されていたロイヤルタッチ(牡20歳、父サンデーサイレンス)が種牡馬を引退することとなり、4月8日に新ひだか町のローリングエッグスクラブへ移動した。今後は功労馬として余生を送る。 同馬は1993年のダービー馬ウイニングチケットの半弟。同期にはフサイチコンコルド、ダンスインザダーク、バブルガムフェロー、イシノサンデーがいる。 競走成績は15戦3勝。95年12月の新馬戦から無傷の3連勝でG3ラジオたんぱ杯3歳S、G3きさらぎ賞を制した。クラシックはG1皐月賞2着、G1ダービー4着、G1菊花賞2着と惜敗。古馬になってからも芝中長距離G1戦線を賑わせた。 現役引退後の99年から同スタッドで種牡馬入り。サンデーサイレンスの後継として人気が高く、最盛期の2001年には144頭もの牝馬を集めた。主な産駒にアサヒライジング(G3クイーンS)、カキツバタロイヤル(G2ダイオライト記念2着)、フィールドルーキー(G3兵庫ジュニアグランプリ3着)などがいる。 同スタッドでは「小さい身体で15シーズンもの間、頑張ってくれました。ファンも多い馬なので、少しでも長生きしてほしいです」と愛馬を労っていた。
ホッカイドウ競馬を運営するHRA北海道軽種馬振興公社は3月25日、全国初の試みとして2歳馬の年間概定番組を発表した。 これは同競馬の在厩頭数の6割以上を占める2歳馬の特性を生かすためのもの。2歳馬の年間番組を発表することで、HRAでは「馬主や調教師などの関係者は出走計画が立てやすくなり、出走頭数の確保や充実した競馬番組により、競馬ファンが一層競馬を楽しんでもらえるのでは」としている。 4月24日に門別競馬場で開幕する本年度のホッカイドウ競馬では、15開催80日間で2歳馬の競走を重賞9レースを含め323レース予定。なお、4開催概定番組や1開催ごとの概定・更正番組は、従来通り同時期に同競馬公式ウェブサイト(http://www.hokkaidokeiba.net/)などで発表する。
新ひだか町の「競走馬のふるさと日高案内所」にこのほど、ブライアンズタイムの記帳所が設置された。 同馬は4月4日に繋養先だった新ひだか町のアロースタッドで放牧中に骨折して死亡。同スタッドが見学期間外であることから、ファンの弔問に対応するために場所が提供された。 記帳所には遺影や馬服、たてがみを展示。ゴールデンウイーク明けの5月12日まで設置される。
北海道日高装蹄師会の主催による「第19回装蹄競技大会」が3月28日、浦河町のJRA日高育成総合施設軽種馬装蹄所で開催された。 この大会は同装蹄師会会員の装削蹄技術の向上と連帯強化を目的としたもの。10月に栃木県で行われる全国大会の予選も兼ねており、上位5名に出場権が与えられる。今年は過去最多となる10名が参加。日頃、職場で培った高度な装蹄技術と知識を余すところなく披露した。 競技は、(1)1本の鉄の棒(3分の6鉄かん)を用い、前後各1個の蹄鉄を作製する「単独造鉄(新標準蹄鉄07タイプ)」、(2)判断用馬の蹄や歩様の状態から装蹄方針を記入する「装蹄判断」、(3)競技用馬の装蹄用の造鉄前後各1個を作製してから装蹄を行う「装蹄」の3種目。競技内容、審査規定はすべて全国大会に準じた形で行われた。 最後の競技「装蹄」に挑んだ参加者たちは燃え上がるコークスで鉄を熱した後、ハンマーで何度も叩いて蹄鉄をミリ単位で調整。時間配分を計算しながら懸命に課題に取り組んだ。 渡辺吉男日本装削協会装蹄教育センター長ら4名の競技審査委員による厳正な審査の結果、浦河町の大東正史装蹄師が優勝。昨年、一昨年に続き、見事3連覇を達成した。 表彰式で渡辺センター長は「自ら造鉄して装蹄することが装蹄の基本となります。どのような装蹄にも対応できるよう、日々の鍛錬や研磨を重ねてください」と総評。大東装蹄師は「プレッシャーもありましたが、全体を通して落ち着いてできました。北海道の代表として優勝を目指して頑張ります」と全国大会への抱負を述べた。
HBA日高軽種馬農協はこのほど、5月21日に札幌市のJRA札幌競馬場で開催する「トレーニングセール/サラブレッド2歳」の上場馬名簿を、馬主や調教師などの購買関係者に配布した。 同セールは今年最初のHBA北海道市場。国内のトレーニングセールとしては最大規模を誇る。1997年に3歳(現2歳)市場として開設され、翌98年からトレーニングセールへ移行した。2006年からはJRA札幌競馬場で開催しており、昨年は売却総額、売却率とも過去最高の数字を記録。売却された123頭からJRA2歳戦で12頭が勝ち上がり、NARでは16頭が市場取引賞の対象となった。 今年はこれまでで最も多い291頭が上場予定。JRA札幌競馬場ではスタンド改修工事が行われているため、19日が事前下見日、20日が公開調教、21日にセリ開催と変則日程になった。 種牡馬ではアドマイヤジャパン産駒の11頭を筆頭に、アグネスデジタル、サウスヴィグラス、プリサイスエンドが8頭、2歳新種牡馬ではスクリーンヒーローが7頭、カンパニーとマツリダゴッホが5頭、ハイアーゲームとヨハネスブルグが4頭、ディープスカイが3頭上場。ほかにも皐月賞馬を送り出したローエングリンや、キングカメハメハ、ステイゴールド、ダイワメジャーといったG1サイアーなど99頭の種牡馬の産駒がラインナップされた。 上場予定馬は4月9日から12日に新冠町の日高軽種馬共同育成公社において、追い切り調教ビデオの撮影を実施。撮影には4日間で225頭が参加し、セール本番に向けて軽快な走りを披露した。調教VTRは4月下旬にDVDで購買関係者に送付される。 上場馬は5月18日にJRA札幌競馬場に入厩。19日の事前下見日は午前10時から午後4時まで、20日の公開調教は午前10時からダートコース左回りで行われる。21日は午前8時に開場し、セリは午前9時からスタートする。上場馬に関する情報はHBA公式サイト(http://www.hba.or.jp/)、もしくはHBA北海道市場事業部(Tel.0146-45-2133)まで。
21日(日)の東京競馬第5Rで、シーユーアラウンドが1着となり、同馬に騎乗した横山典弘騎手(45歳、美浦・フリー)がJRA通算2400勝を達成した。JRA史上3人目、現役では武豊騎手に続く2人目の記録達成となる。重賞は143勝で、G1は、09年日本ダービー(ロジユニヴァース)、96年天皇賞(春)、有馬記念(サクラローレル)、98年皐月賞、菊花賞(セイウンスカイ)、09年天皇賞(秋)、マイルCS(カンパニー)など21勝。 横山典騎手:2400勝は、たくさん乗せていただいた結果で、とてもありがたく思います。健康な体で生んでもらった親や年齢との闘いをサポートしてくれた家族、そして騎乗機会を与えていただいた多くの関係者に感謝しています。これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします。
21日の東京競馬第6Rでフミノファルコンが1着となり、同馬に騎乗した福永祐一騎手(36歳、栗東・フリー)が現役では8人目となるJRA通算1500勝を達成した。重賞は97勝。G1はダイワエルシエーロ、シーザリオ、ローブデコルテで制したオークス(04年、05年、07年)、プリモディーネ、ラインクラフトで制した桜花賞(99年、05年)など、16勝。 福永騎手:周りからは「あと1勝」とハッパをかけられ、気にしていたので達成できて良かったです。前回も乗せてもらっている馬なので、自信を持って乗ることができました。1996年のデビューから多くのレースに騎乗させてもらい、もっと早く達成しないといけなかったですが、今は五体満足で騎乗でき、感謝しています。G1でも結果を残せるよう日々努力し、日本を代表する騎手になれるよう頑張りたいと思います。
21日の東京競馬第2Rでヴィアレーギアが1着となり、同馬に騎乗した吉田豊騎手(38歳、美浦・大久保洋厩舎所属)が現役では12人目となるJRA通算1000勝を達成した。重賞は30勝。G1はメジロドーベルで制した阪神3歳牝馬S、優駿牝馬、秋華賞、エリザベス女王杯や、08年にブルーメンブラットで制したマイルCSなど、9勝。 吉田豊騎手:昨日、大久保洋厩舎の馬で1000勝を達成したかったですが、大久保洋厩舎で一緒に仕事をしてきた高橋文先生の馬で勝てて良かったです。1000勝は通過点ですし、大久保洋先生も定年まで2年くらいなので、先生の馬に乗ってひとつでも多く勝ちたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。
4月21日(日)の第1回福島競馬第6日目は、積雪のため開催が中止となった。これに伴いWIN5の発売も中止となった。代替開催は4月29日(月・祝)に出馬投票をやり直して行われる。なお、本日4月21日の東京競馬、京都競馬は通常通りの開催。福島競馬場はパークウインズとして東京、京都の全レースを発売する。