今年の3月1日付けで福山競馬からJRAに移籍してきた岡田祥嗣騎手(41歳、栗東・笹田厩舎所属)が、11日(土)の京都競馬第10Rのリュンヌに騎乗して1着となり、08年2月のJRAの初騎乗以来、77戦目でJRA初勝利を挙げた。 岡田祥騎手:(JRAで勝ちたいという)夢を目標に切り替えてここまで長かったですが、JRAのゴール板を1着で駆け抜けて気持ちよかったです。3月にJRAでデビューしてこれまで関係者から騎乗機会をたくさん与えてもらっていたのに長く時間がかかってしまいました。今後の目標は特にありませんが、乗せてもらった馬に1頭1頭全力で騎乗したいと思います。勝った瞬間に「おめでとう」という声が聞こえてきましたし、これからも騎乗技術を上げていきたいと思いますので応援お願いします。
11日の東京競馬第7Rでユッカマウンテンに騎乗した蛯名正義騎手(44歳、美浦・フリー)は、JRA通算17000回騎乗を達成した。JRA史上5人目、現役では4人目。重賞は104勝で、うちG1は19勝。 蛯名騎手:ここまでの記録を達成できたのは、数多く乗せてもらい応援していただいた結果で、皆様に感謝したいです。これからもひとつひとつ期待に応えられるよう頑張っていきたいです。
11日の東京競馬第5Rでマデューロ(牡3歳)が1着となり、同馬を管理する藤沢和雄調教師(61歳、美浦)がJRA通算1167勝とした。これにより、夏村辰男元調教師の持つ通算1166勝の記録を更新し、JRA史上単独第6位となった。重賞は86勝で、G1は天皇賞(秋)と有馬記念をそれぞれ3連覇(02〜04年)するなど21勝。 藤沢和師:ずいぶん勝つスピードが落ちていますが、こんなもんじゃないと思っています。ファンの皆様にもたくさん応援してもらっているので、これからもどんどん勝つスピードを上げて頑張りたいと思います。
柴山騎手(美浦)通算300勝あと2勝。藤岡康騎手(栗東)通算200勝あと1勝。松山騎手(栗東)通算200勝あと2勝。酒井学騎手(栗東)通算200勝あと6勝。
境直師(栗東)通算400勝あと2勝。福島信師(栗東)通算300勝あと2勝。谷原師(美浦)通算200勝あと1勝。石毛師(美浦)通算200勝あと2勝。
5月5日のNHKマイルCで2着だったインパルスヒーロー(牡3歳、美浦・国枝厩舎)が、左トウ骨遠位端骨折を発症していることが判明した。3カ月程度の休養を要する見込み。
新冠町の優駿メモリアルパーク内にある「優駿記念館」が4月19日、2013年シーズンの営業を開始した。 同記念館は優駿スタリオンステーションに隣接。同SSで種牡馬生活を送っていたオグリキャップの写真や重賞レースの肩掛け、ファンからのメッセージなど所縁の品々が展示されている。 また、オグリキャップや同SS繋養種牡馬のキャップやぬいぐるみ、ポストカードといったオリジナルグッズも販売。軽食・喫茶コーナーでは地元産食材を使ったカレーライスやアイスクリームもあり、オグリキャップの墓参りや観光に訪れた来場者がゆっくりとくつろげる空間が用意されている。 今シーズンの営業は10月20日まで(無休)。入場は無料で、営業時間は午前10時から午後4時までとなっている。
昨シーズンから新ひだか町のアロースタッドで種牡馬生活を送っているビービーガルダン(牡9歳、父チーフベアハート)の初年度産駒が4月12日、平取町の坂東牧場で誕生した。 その待望の産駒は栗毛の牡馬。母ビービーエーディン(牝6歳、父グラスワンダー)は、すずらん賞を制し、G3ファルコンSでも5着に健闘した牧場自慢の一頭となる。 同牧場顧問で(株)BBレーシングの坂東勝彦代表は「父母とも“ビービー”の冠名で走らせていた愛馬。手先の軽さ、柔らかな筋肉は父の特徴を受け継いでいると思います」と満足顔。パドックで元気に跳ね回る姿に目を細めていた。 ビービーガルダンの競走成績は32戦7勝(うち地方1戦)。2009年のG3阪急杯、G3キーンランドCを制したほか、09年のG1スプリンターズSではローレルゲレイロのハナ差2着、10年のG1高松宮記念ではキンシャサノキセキのハナ差2着とG1級の実力を見せた。 供用初年度は46頭に種付け。初年度産駒は30頭ほど生まれる予定になっている。
浦河町のBTC軽種馬育成調教センターは4月16日、メディア関係者を対象にした「BTC調教場施設見学ツアー」を実施した。 このツアーはJRA第1回北海道地区産地馬体検査の取材に集まった報道陣に対し、BTC自慢の施設をより深く理解してもらおうと企画。当日は道内外の競馬マスコミや日高振興局員など約20名が参加した。 BTC調教場南門事務所前に集合した一行は、マイクロバスに乗り込み場内を周回。直線1000m屋内坂路馬場、直線2000mグラス馬場、ダート800mトラック馬場、直線ダート1600m馬場、直線1000m屋内馬場などを精力的に視察した。 それぞれの施設ではBTC日高事業所の早川聡次長が、施設の概要、路盤の詳細や調教効果などを説明。参加者は施設で調教される若駒たちの動きや息遣い、実際に施設を利用する育成業者の生の声に耳を傾けていた。 ツアーを主催したBTC日高事業所の高松勝憲所長は「どれだけ集まるか心配していたのですが、多くの方に参加していただき感謝しています。また、秋にもツアーを企画したい」と話していた。 BTCは軽種馬生産の振興を図ることを目的に1991年に設立。93年10月にオープンしたBTC調教場の運営・管理及び貸与、競走能力の調査研究、育成調教技術者養成研修、調教技術の改善普及などを行っている。 BTC調教場のオープン後、周辺には新規育成場の開場や、生産から育成中心に転換を図る牧場などが増加。現在は近隣にある約40の育成牧場を中心に、年間延べ16万7000頭が利用している。昨年のBTC調教場利用馬のJRA・NAR勝利数は、過去最高となる3343勝を記録。これまでのJRAG1制覇はタニノギムレット(2002年ダービー)、ヒシミラクル(02年菊花賞)、ゴールドシップ(12年皐月賞)など18頭で27勝を挙げる活躍を見せている。
新ひだか町の「競走馬のふるさと日高案内所」はこのほど、グレードレースを制した名馬たちの繋養先を掲載した『牧場地図2013(平成25年度版)』と見学ガイドブック『牧場見学のルール&マナーガイド』を発行した。 地図には日高・胆振管内の各牧場で飼養されている種牡馬、繁殖牝馬、功労馬の中から見学可能予定馬のみを掲載。見学ガイドブックには牧場見学をする際の基礎知識、注意点、禁止事項などが記載されている。 詳細は「競走馬のふるさと日高案内所」(Tel.0146-43-2121)まで。
浦河町のBTC軽種馬育成調教センターが行う「育成調教技術者養成研修」の第30期生修了式が4月19日、BTC軽種馬診療所2階で開かれ、家族や教官、来賓など約80名の関係者が1年間の厳しい研修を終えた18名の門出を祝った。 第30期研修は昨年4月に開講。研修では428時限に及ぶ騎乗や67時限の学科、牧場・馴致実習、16カ所の施設見学、JRA育成馬展示会での騎乗供覧などを通じて、一流のホースマンになるための基礎を吸収してきた。 晴れて修了の日を迎えた30期生は、BTC800mトラック馬場において実技査閲を実施。修了式に駆けつけた関係者を前に、人馬一体となった見事な手綱捌きを披露した。 修了式では伊藤克己BTC理事長が修了証書と記念品を手渡し「これからも精進して周囲から認められる育成調教技術者になってください」と激励。森友秀日高振興局副局長、池田拓浦河町長、山野辺啓JRA日高育成牧場長ら来賓からもエールが送られた。 最後に修了生を代表して荒井康之さんが謝辞。「BTCで学んだことを生かし、馬や人に認められる仕事をすることが大切だと思っています」と力強く決意を述べた。 同研修は、世界に通用する強い馬づくりに欠かせない育成調教技術者を養成するため1992年に開講。これまでに送り出した400名を超える人材は、サークル内外から高い評価を得ている。30期生18名は全員が道内外の育成施設への就職が決定。確かな騎乗技術を持った即戦力として期待されている。
千葉県両総馬匹農業協同組合はこのほど、5月17日に千葉県の船橋競馬場で開催する「千葉サラブレッドセール2013/2歳トレーニングセール」の名簿を作成し、馬主、調教師などの関係者に配布した。 同セールは昨年から1歳セールを休止し、2歳にフォーカスを絞り開催。会場が首都圏という利便性の高さに加え、近年は業界最大手のひとつ、社台ファームが多数の良質馬を上場するようになったこともあり、購買登録者数は増加の一途をたどっている。 これまでの取引馬からナイキハイグレード(南関東・羽田盃)、ドラゴンシップ(南関東・ハイセイコー記念)、フジマサエンペラー(G3東京スポーツ杯2歳S2着)といった活躍馬を輩出。過去最高の5億8947万円を売り上げた昨年のセール取引馬からは、オメガキングティー(黄梅賞)、ピュアソルジャー(新緑賞)、オメガインベガス、サーストンニュースなどがJRAで勝ち上がっている。 今年の上場馬は過去最多となる63頭を予定。クロフネ、ゼンノロブロイ、ダイワメジャー、ハーツクライ、フジキセキ、マンハッタンカフェ、ローエングリンなど37頭の種牡馬の産駒が揃った。サンデーサイレンスを母の父に持つ上場馬は14頭。G1英オークス馬シャトゥーシュの牝駒(父ゼンノロブロイ)、米G1ゲイムリーH勝ち馬オウリエットの牝駒(父ダイワメジャー)、ドリームガバナー(G3シンザン記念2着)の半妹(父フレンチデピュティ)、アイアムネオ(G3フェアリーS2着)の半弟(父ハーツクライ)など重賞勝ち馬の産駒や重賞入着馬のきょうだいもラインナップされた。 当日は公開調教が午前8時からで、セリは午前10時に開始。比較展示は行われないが、装鞍所に仮設のパレードリンクが設けられる。セールに関する詳細は千葉県両総馬匹農業協同組合(Tel.0476-93-1008 http://ryoso-b.jp/)まで。
5日の東京競馬第11R・NHKマイルカップでマイネルホウオウが1着となり、同馬に騎乗した柴田大知騎手(35歳、美浦・フリー)が現役では57人目となるJRA通算200勝を達成した。重賞は7勝。うちGTは今回のNHKマイルカップ、11年、12年の中山グランドジャンプの3勝。 柴田大騎手:勝てなかった年が何年もあったので、200勝という数字は、自分では考えられない数字です。たくさん乗せてもらうことができて、感謝の気持ちで一杯です。皆さんに本当に感謝したいです。これからも1頭1頭真剣に乗っていきますので、応援よろしくお願いします。
5日の新潟競馬第11Rでコスモファントムに騎乗した伊藤工真騎手(23歳、美浦・フリー)は、最後の直線で外側に斜行し、ダコール、マイネルスターリー、ナカヤマナイト、サトノアポロ、アスカクリチャン、サクセスパシュートの進路が狭くなったことについて騎乗停止処分を受けた。期間は5月11日から5月26日までの16日間。なお、被害各馬が加害馬より先着したので降着はなし。
5日(日)の東京競馬第2Rでヒーローゴールドに騎乗した江田照男騎手(41歳、美浦・フリー)は、最後の直線で外側に斜行し、ブルーローズの進路が狭くなったことについて騎乗停止処分を受けた。期間は5月11日から5月19日まで9日間。
5日の新潟競馬第6Rでジョナパランセが1着となり、ブライアンズタイム産駒がJRA通算1600勝を達成した。これは種牡馬としてのJRA勝利数では歴代3位の記録。代表産駒はナリタブライアン(93年朝日杯3歳S、94年皐月賞、日本ダービー、菊花賞、有馬記念)、マヤノトップガン(95年菊花賞、有馬記念、96年宝塚記念、97年天皇賞・春)、サニーブライアン(97年皐月賞、日本ダービー)、タニノギムレット(02年日本ダービー)など。
フランスに遠征中の池添謙一騎手(33歳、栗東・フリー)は4日にサンクルー競馬場で一般レースに騎乗し、着外(14頭立て)だった。
4日の新潟競馬第9Rでオーシャンドライブが1着となり、同馬に騎乗した川須栄彦騎手(21歳、栗東・フリー)が現役では56人目となるJRA通算200勝を達成した。重賞は12年にエーシンメンフィスで勝った愛知杯(G3)など3勝。 川須騎手:今日はたくさんいい馬に乗せてもらっていたので、達成することができて良かったです。初勝利、100勝目、200勝目と新潟競馬場で挙げており、新潟競馬場は相性がいいですね。デビューしてからは周りの人にも恵まれ、応援してもらっているので、これからもトップジョッキーに負けないよう技術を磨いて頑張りますので、応援よろしくお願いします。